外国の人は、『日本=アニメ』とステレオタイプに思っている人が多いらしく、日本人を美少女アニメばかり見ているHENTAI(変態)だと思っている人も多いそうです。
確かに日本のアニメは他の追随を許さないほど発展し大きな産業になっていますし、俗に言う美少女アニメも多数輩出していることでしょう。
しかし、現在の日本で普通に生活をしていてアニメに接する機会は、秋葉原などの特別場場所を除いてほとんどありません。
そもそも、現在の日本で地上波のゴールデンタイム(19時から22時まで)で放送しているアニメは、『ドラえもん』、『クレヨンしんちゃん』、『ポケットモンスター』、『BORUTO(NARUTOの続編)』の4つだけしかないのです。
しかもこの4つのアニメも、明らかな子供向けや日常系のアニメが中心で、大多数の日本人はアニメと何ら関わりのない生活をしているわけです。
それ以外のアニメは、深夜、夕方、朝などに放送していおり、当然視聴率はそんなに高いものではありません。
美少女アニメについては、私自身見たことがないですし周囲に見ている人もいませんでした。
結局、日本における美少女アニメの地位などその程度のものでしかないのです。
当然、他の国よりかは見ている人が多いのかもしれませんが、ほとんどの日本人が美少女アニメを見ていないことは確実であり、そもそもアニメを放送している時間帯や視聴率を考えると、ほとんどの日本人は日常的にアニメを見ていないと言えます。
ただ、話を漫画まで広げると、多少状況は変わるかもしれません。
ネット通販の影響で日本の本屋は少なくなっていますが、日本ではコンビニにも大量の漫画雑誌が置いてあり、現在の日本の大人はアニメより漫画に触れる機会のほうが高くなっています。
おそらく、日本の大人なら1つぐらいは読んでいる漫画があるといったケースが多いかと思われます。(年寄りは除くが)
そもそも、政治や歴史などをネタにした大人向けの漫画も日本には大量にあり、大人が漫画を読む環境が日本では整っているとも言えるでしょう。
日本の漫画・アニメは多様性がとてもあり、単に子供が見るだけのものではなく、大人が見ていてもHENTAIというわけでもありません。
私自身、今でも読み続けている漫画はありますし、スタジオジブリのアニメについてはマニアの部類に入ります。(関連記事:アニメ『もののけ姫』から見える日本文化)
以上のように、日本の漫画・アニメは文化レベルにまで達しているので、外国の人が深く知りたいのなら、かなりの勉強をしないと理解するのは難しいのかもしれません。
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