日本人におけるトヨタの存在と韓国人におけるサムスン電子の存在の違い

国際的問題
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韓国系の海外の反応サイトで、日本のトヨタ、台湾のTSMC(台湾の半導体メーカー)、韓国のサムスン電子を比較して、どの企業がもっとも将来性があるかということが議題になっていました。
そこでは上記3社が各国の自尊心である企業だと紹介されており、確かに海外では日本の企業と言えばトヨタとイメージが強いらしく、このことは韓国以外の外国人からも聞いたことがあります。
しかし、日本人として若干の違和感を感じる意見だと思ったので、以下でまとめたいと思います。

まずは、経済雑誌フォーチュンが発表するグローバル500(売上高の多い企業ランキング)から得た、上記3つの会社の2018年における売上高をご覧ください。

【2018年の売上高】
トヨタ   :2651億7200万ドル
TSMC  :321億2600万ドル
サムスン電子:2119億4000万ドル

続いて、同じ2018年のGDPです。

【2018年のGDP】
日本:4兆9717億6700万ドル
台湾:5899億600万ドル
韓国:1兆7204億8900万ドル

以上の2つのデータから、上記3企業が各国のGDPに占める割合を計算しました。

【GDPに占める割合】
トヨタ   : 5.33%
TSMC  : 5.45%
サムスン電子:12.32%

このように、サムスン電子が韓国経済に占める割合は、日本のトヨタや台湾のTSMCに比べ倍以上となっています。
よって普通に考えれば、韓国人がサムソン電子に対して感じる自尊心に比べれば、トヨタやTSMCは国民に対して大きな影響を与えていません。

台湾人がTSMCに対してどのような感情を抱いているかは分からないですが、(地元の愛知県民を除いて)日本人はそこまでトヨタに対し強い思い入れはないと思います。
車好きな人などは、トヨタは販売戦略が上手いだけで、車の性能自体は日産やホンダ、場合によってはスバルやマツダにも劣るなどと主張する人もいます。
最近はこういった考えも少なってきたかもしれないですが、車の性能を象徴するスポーツカーでは、日産のGT-RやZ、ホンダのNSXなど比べ、トヨタはそこまでネームバリューの大きいスポーツカーがありません。
マツダのRXシリーズやスバルのWRXと比べても、トヨタのスポーツカーはイマイチな気がします。
トヨタのスポーツカーとしてはスープラが有名でしたが、やはり上記した他社のスポーツカーに比べると車好きに人からあまり受けていない感じがします。
その他にトヨタのスポーツカーとしてAE86(ハチロク)はとても有名ですが、あの車が有名になったのは完全にイレギュラー(現実離れした漫画の影響)な出来事と言えます。
2000GTまで遡れば状況は違うかもしれないですが、“いつの時代の話だよ”と方々からツッコまれてしまうでしょう。

自分の周りには、ホンダ、スバル、マツダにこだわって車を選んでいた人はいましたが、トヨタにこだわっている人は今まで見たことがありません。(ちなみに自分は車メーカーに全くこだわりがなく、今まで乗ってきた車は全部違うメーカーです)
以前のトヨタと言えば、カローラに代表されるような大衆向けの車を主に販売するメーカーというイメージが強く、良くも悪くも特に思い入れの湧かない車メーカーだったのです。
現在は、スポーツカーの性能より、電気自動車や自動運転などといった一般層に受け入れやすい革新的な技術のほうが自動車メーカーの良し悪しを示す基準になっていますし、トヨタ自体もレクサスブランドの成功で企業価値を上げているので状況が違うかもしれないですが、上記したようなイメージが残っているため、日本人はそこまでトヨタを誇りに思ってはいないのです。

ですので、冒頭に書いた韓国人に意見自体、日本人からすると相当の違和感を感じます。
そもそも1つの企業だけで国力を比べるようなことなどに当然意味はありません。
そんなことに意味があるのなら、国が主導して無理やり企業を合併するだけです。
もちろんそんな意味のないことはどの国もやらないですし、そもそも国の経済が1つの企業に集中してしまうことは、様々な障害を生んでしまう可能性もあります。
サムスン電子に関して言えば、利益のほとんどを半導体で稼いでいるため、半導体事業に何らかの障害が生まれれば一気に崩壊に向かうというリスクが高くなります。
そして、このようなリスクの高い企業に依存する割合が高い韓国も、経済リスクが高い国と見なされてしまうかもしれないのです。

いずれにせよ、日本人は外国人が思っているほどトヨタに対し強い感情を抱いてないので、外国人からトヨタの話をされてもただただ困惑してしまうだけかもしれません。(;^_^A

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