東アジアにおける餅文化の違いと餅つきに対する外国人の反応

食文化
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京都の店先で行われている餅つきが海外の反応サイトで話題になっていました。
そこでは、『手が潰れるのでは?』とか『ただのパフォーマンスだろ』など、餅に対しての思い入れが人一倍高い日本人からすると、かなりとんちんかんな反応が多くを占めていました。
このようなことを西洋人が言っているのなら理解できるのですが、私が見たのは韓国人の反応なのです。

米食文化圏の韓国にも餅はあると思っていたので、韓国人が餅つきに対して認識の低いコメントをしていたことには少し驚きました。
そこで、日本周辺国の餅文化について調べてみます。
稲作の発祥地とも言われる中国の南部地域では、日本と同じように祭り事の際に餅をよく食べるということをNHKのドキュメントで見た覚えがあります。
台湾などでも、正月(旧正月)に餅つきをする文化があるそうです。
ただし、土地が広い中国は食文化も地域によってバラバラなので、一概に中国で餅つきが一般的であるとは言えません。

韓国でもトックという餅を食べる文化があるようなのですが、米粉(うるち米=普通の米の粉)を使って作ることが一般的だそうです。
日本でも団子などは米粉で作ることが基本なのですが、もち米を用いるケースもあるようで、餅類と団子類の境界線は曖昧となっています。
いずれにせよ、米粉で団子や餅状のものを作る場合は“つく必要がありません”。
つく必要がないので、韓国人が餅に類したものを食べていても餅つきに対する知識が低いことは当然の話だったのです。

一方、日本では正月を中心によく餅を食べる他、祝い事などで餅を振る舞うこともあります。
最近は減ってしまいましたが、家を建てたときに餅を屋根から投げて近隣の人に配る風習が日本にはあり、私も何度か餅をもらった経験があります。
以上のように日本の餅は、文化的側面がかなり強くなっているわけです。
昔は年末になると至るところで餅つきをしていた記憶もあります。
しかし、最近は日本でも餅つきを見る機会が減っており、ひょっとしたら日本人も今の若い人は餅つきに対する知識が低くなっているのかもしれません。(T_T)

最後に、海外の反応サイトでよく話題になる餅つき動画をご覧ください。

これは奈良の中谷堂というお店で行われている餅つきですが、以上なまでな高速で餅をつく姿が日本だけではなく海外でも度々話題になっているのです。
上記の動画では、4分20秒と6分38秒と8分52秒ぐらいから高速になるのですが・・・
よく見ると全然ついてなく、ついたフリをしているだけですよね。(;^_^A
私はこの動画を始めて見たとき、こんなことに騙される人がいるのかとビックリした記憶があります。

さすがにこれは、海外の人にただの餅つきパフォーマンスと言われても仕方がないですね。

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