餅が危険な食べ物だという誤解について

食文化
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お正月に餅を食べて亡くなった人がいることが、海外でも報道され話題になっているそうです。

海外では、餅の危険性だけが強調されて報道されているため、餅をまるで殺人食品のように思っている人もいます。
そのため、なぜ、死ぬかもしれないような食品を日本人は食べるのかと、不思議に感じている人もいるとのことです。

今回は、この餅という食品の危険性について考えてみたいと思います。

日本人の主食は米です。
もう少し具体的に言えば、精米したうるち米を炊いたものが主食です。
パンや麺類を食べることもありますが、基本的に日本人はこの炊いた白米を毎日食べています。
かつての日本では、お金の代わりに米を税金として徴収していたほどで、正に米は日本食の根底をなす食べ物と言えるでしょう。
このような食文化が、1年の内の数日間だけに変わる日があります。

それがお正月からの数日間(3日間ほど)で、この期間だけは日本中の主食が餅になるのです。
確かに餅は喉に詰まりやすく、乳児やお年寄りの方は食べる際に注意が必要です。
しかし、お正月に餅を食べて亡くなる方が出る根本的理由は、この期間に餅を食べる人がものすごく多くなることにあるかと思います。

おそらく、どんな食べ物でも喉をつまらせて亡くなるという事例はあるでしょう。
ただそのようなことがあっても、同じ食品で集中的に起こらなければ話題にもなりません。
餅は食べる時期が集中する傾向が極めて高い食品であるため、多少の喉のつまりやすさが大げさに報道される傾向があります。
当然ですが、餅を食べたからと言って高確率で亡くなるようなことはなく、むしろ確率で言えば極めて低いはずです。
そもそもそんなに危険であったら、日本中のほとんどの人が食べるなどということにはならないでしょう。

ということで、海外の方が日本に訪問する際は、(多少の注意のもと)是非お餅を食べていただきたいと思います。

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