日本在住の外国人YouTuberの動画を見ていると、日本と西洋における文化的違いの大きさを感じます。
例えば、豆腐について西洋人は『あの白いプルプルした食べ物って一体何なの?』と、日本人とはまるで違う感想をもちます。
あんこも同じで、西洋では豆を甘くしてデザート感覚で食べるという発想がほとんどないようなので、あんこを使った日本の和菓子がとても不思議なんだそうです。
餅に至っては、喉に詰まる危険な食べ物とステレオタイプに思っている西洋人も多く見受けられます。
あんころ餅などは、西洋人にとって未知の食べ物になってしまうのかもしれません。
一方、中国、台湾、韓国などといった東アジア圏の人は、西洋人と全く違う反応を見せます。
豆腐のもととなる大豆は東アジアが原産で、中国や韓国でも広く食べられています。
あんこも餅も東アジアでは普通に食べられる食材なので、中国人や韓国人が和菓子についてそこまで不思議に感じる様子は見てとれません。
米食や箸の扱いなども含めて、なんだかんだいって日本と中国、台湾、韓国は食文化が似通っており、また、こういった事例は食文化だけではなく様々な場面で感じることができます。
例えば、昨年、日本の元号は万葉集の一節から用いた『令和』に替わりましたが、それまでの元号は中国の古文から用いた言葉を使っており、古くから日本と中国が深く結びついてことが伺え知れます。
日本に対する西洋人の反応見ることで、逆に日本と中国、台湾、韓国といった東アジア圏の国々との文化的近さを感じることができるという事実は興味深い話と言えるでしょう。
現在の日本は、東アジアの国と良好の関係を結べていないケースもあり国民同士がひどく対立する場面もありますが、いくら政治や国民感情が対立していても、文化が極めて近い国同士であるという事実は拭い去りようも事実なのです。
以上、1人の東アジア人として、いつの日か東アジアの国々が良好な関係を結べることを願います。
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