アメリカのトランプ大統領が地球温暖化のことを史上最大の詐欺であると国連で演説し、海外の反応サイトでも話題になっていました。
地球温暖化については懐疑論がありますが、そんなものは血液型占いやノストラダムスの大予言と同レベルのオカルト話でしかないと個人的には思っています。

そもそも私は、地球温暖化について地球の気温が上がっているかいないかは大して重要でないと思っています。
地球温暖化で地球の気温が上がっているかが重要でないということは意味不明と感じる人もいるでしょうが、私が思う地球温暖化とは『人間の活動が地球の気温を上げているかどうか』ということなのです。
地球の気温は人間の活動に関係なく上がったり下がったりします。
その要因とされるのが地球内部や太陽の活動であり、およそ人間の影響が及ぶ範疇の話ではありません。
そういった自然の影響を除外して、人間の活動が地球を温暖化させているのかどうかを考える必要があると私は思うわけです。

そう考えた場合、どう判断しても現在の地球は温暖化していると思います。
人間の活動と地球温暖化の関係を考える際、二酸化炭素の排出量を踏まえて議論することが一般的ですが、もっと単純に考えたほうが分かりやすいと言えるでしょう。
自動車のエンジンはガソリンや軽油などの化石燃料を燃やすことで動き、エンジンやマフラーは素手で触れられないほどの熱を持ちます。
航空機や船舶、更には工場などで使う動力も原理は同じです。
最近は電気自動車も増えてきていますが、電気自動車の電池も使用するとかなりの熱を発します。
家電もテレビやパソコンなど基本的に全てのものが熱を発しているのです。
そしてそれを使うための電気も、原子力発電や火力発電は熱エネルギーを使って電力を生み出しています。
その他、調理、暖房、入浴など、人間の活動は熱を利用することで成り立っていると言えます。

これだけの熱を利用して80億人以上の人が生活をすれば、地球が温暖化するのも当たり前と言えます。
こういった熱利用の現実を見てもなお、人間の活動と地球温暖化は関係がないと主張するならば、それはもう鍋の水に火をかけても熱くはならないと言っているようなものです。

正しい科学を信用しない人間はもっとも愚かであり危険でもあります。
オウム真理教の事件も非科学的なことを信じた人たちが起こしたものですし、戦争が起こる理由にも非科学的（非現実的）な思考が影響しています。
こんな非科学的な主張は4分の1の人が天動説を信じる科学知識0のアメリカ人には通用するかもしれませんが、まともな国の人には通用しないでしょう。
ですのでトランプ大統領は、この手の発言は自分と同レベル（低レベル）の国民にだけしたほうがいいかと思います。

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