夏場のエアコン(冷房)使用を法律で禁止せよ! 熱中症を誘発するエアコンについて

環境・自然
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今年の夏は、関東地方から中国地方にかけて、最高気温が40℃手前の日が1週間異常続く異常な暑さとなっています。
こんな異常な暑さの中、私は極めて異常な提案したいと思います。
それは、

エアコン(冷房)の使用禁止

です。
夏場のエアコン(冷房)を、病院や老人ホームなどの特殊な場所を除き、法律で禁止しようという考えですが、おそらくこの提案に賛同する人は1%もいないでしょう。

現在の日本社会では、自宅はもちろん、オフィス、ホテル、車など、ありとあらゆる場所にエアコンがあります。
このエアコン(冷房)は、一定の空間を涼しくする代わりに外へ熱い空気を排出するものですが、この排出される熱は、冷やした空間と同じ分の空間をそれ以上に温めるだけの熱量を有しています。
そもそも家の中には熱を発する電化製品が多数あるわけですが、冷房はその熱の分も含めて部屋を冷やさないとならず、かなり効率の悪いシステムと言えるでしょう。
本来、自分1人を涼しくしたいのなら自分の周囲1cmだけが涼しくなればいいわけです。
それはさすがに不可能だとしても、寝るときなどは、横1m、縦2m、高さ0.5mの空間だけ涼しければ十分なはずです。
しかし、実際の冷房は部屋全体を涼しくしており、明らかに無駄のあるシステムであることがわかります。
特に台所に冷房をかけるときは、家電の中で最大の電力消費量を誇る冷蔵庫の熱や、料理をする際のコンロの熱、炊飯器の蒸気など、このような熱の分も含めて部屋を冷やさないといけないためかなり効率が悪く、その分、外への排熱も凄まじくなることは想像に難くありません。

冬ならば、窓を締め切って太陽の光を入れるだけでもそれなりに暖かくなりますし、人が持つ熱でも部屋は温まります。
暖房時には、このような熱がプラスに作用するのですが、冷房時にはマイナスに作用してしまいます。
車の空調などでも、暖房などエンジンの排熱など元々ある熱源を使えるのに対し、冷房は純粋に冷やさないといけないので効率が悪くなるのです。

この冷房の排熱は、地球温暖化の大きな原因にはならないでしょうが、都市部の異常な気温上昇であるヒートアイランド現象には大きな影響を与えています。
東京を例にすると、東京にはアパートなどを含む自宅はもちろん、各オフィス、各店舗、ホテルの各部屋、車などの乗り物など、これら1つ1つに冷房設備が備え付けられています。
この全てが可動しているわけではないですが、真夏になればとてつもない数の冷房が可動していることは確実です。
これだけの規模で冷房が使われればその排熱は凄まじく、それは都市全体を温めてしまうほどの影響を持つことになります。
そしてその冷房の排熱による気温上昇への対策として再び冷房が使われ、ますます気温上昇を促します。
暑さ対策で冷房を使う→排熱で都市が暑くなる→その分の暑さ対策でも冷房を使う→更に排熱が都市が暑くなる→その分の暑さ対策でも冷房を使う・・・・という悪循環が生まれてしまうのです。(同時に電気使用量の増加による発電の熱も増えていく)
これが現在の都市部における異常な最高気温上昇の原因であり、この悪循環を止めるにはエアコンを止めるしか方法はないのです。

現在、埼玉県の熊谷市が暑い場所として関東地方では有名ですが、これは東京近辺で暖められた空気が浜風によって流れて留まるためと言われており、都市部で大量に使われる冷房がかなり広い範囲にまで影響を及ぼしている様子も見て取れます。
そんなことを言われても、冷房を使わないのは無理と思う人も多いことでしょう。
しかし、50年前はほとんど人は冷房を使わずに普通に暮らしていました。
最近の暑さは昔と違うと主張することもいるでしょうし、実際にそのとおりです。
以下のデータをご覧ください。

東京の夏は着実に「暑く・長く」なっている
過去140年分の日別平均気温をビジュアル化

確かに、昔と比べて近年の気温は上昇しています。
しかし、この気温の上昇率と冷房の使用率の上昇率は驚くほどに一致しているのではないでしょうか?

もし、現在の暑さの原因が、暑さを凌ぐために使われる冷房にあるというのなら、それは本末転倒としか言いようがありません。

50年前といえば、日本で公害が大きな問題となっていました。
公害とは、自社の利益のために周辺地域の住民の迷惑を顧みず有害物質を排出し、環境を汚染することを言います。
エアコン(冷房)も、自分の涼しさのために他の場所を温め迷惑をかけるという意味では、公害と変わらないのではないでしょうか。

実際、熱中症で亡くなる人は、冷房の使用量に比例する形で増え続けているわけですから、冷房に問題があることは確実です。
公害は、人間だけではなく動植物などの自然環境にも影響を与えますが、冷房のかかった部屋に入れるのもほとんどの場合は人間だけで、それ以外のほとんどの動植物は人々の冷房のせいで異常な暑さを耐えなければならないわけです。
これも公害と同じ構図なのではないでしょうか?
1つの冷房では大きな問題にはならないが、多くの人が使えば公害レベルになる。
そのため1人の人がやめても意味はなく、結局は誰もやめない。
だったら法律で禁止するしかないでしょう。
これが、私が夏場のエアコン(冷房)の使用禁止を主張する理由です。

とは言え、私は他人に対しエアコン(冷房)を使うななどとは言いません。
その影響で誰かが熱中症になっても責任などは取れないのですから当然です。

ただ、私は人に迷惑をかけてまで自分が涼しくなろうとは思わない。

それだけの話です。

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