自分は昔から地図を見るのが大好きで、インターネットで世界中の航空写真(衛星写真)が見れるようになったときは興奮を隠しえませんでした。
そんな航空写真を見た際に衝撃を受けたことがあります。
それは、ゴルフ場による自然破壊の大きさについてです。
それまではゴルフ中継を観るのが結構好きで、ゴルフ場は大半が草で覆われているため住宅地や商業地などに比べ自然破壊は全然少ないと思っていたのですが、航空写真を見てその自然破壊の度合いに大きなショックを受けました。
以下の航空地図を御覧ください。
埼玉県のとある丘陵地帯
近くに多数のゴルフ場が生成され、森が跡形もなく削られていることがわかります。
こういった日本の現状を見て、私はゴルフ中継を観るのをやめました。
そもそもゴルフの競技人口と比較して、こんなにもゴルフ場が必要なのも疑問があります。
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ゴルフ場の問題とは別に、最近は同じ航空写真を見て別の問題を感じるようになりました。
それは太陽光発電のソーラーパネルについてで、俗に言うメガソーラー発電について大きな疑問を感じています。
以下の画像をご覧ください。
神奈川県のとある丘陵地帯
元々何があった場所かは知りませんが、森の真ん中に大規模なソーラーパネルが設置されています。
この他にも明らかに山を削ってメガソーラー発電所を作っているケースが多数見受けられます。
今年の7月に起こった熱海の土砂災害や2015年に常総市を中心に起こった水害の際に、メガソーラー発電所建設との関係性が問題視されましたが、自然破壊が大きな災害を促すことは周知の事実です。
そもそもなぜ太陽光発電が増えたかというと、それは地球温暖化などの懸念から二酸化炭素排出量を減らすことが最大な目的なはずです。
にも関わらず、二酸化炭素を吸ってくれる木を切ってソーラーパネルを設置しているのでは全く意味がありません。
むしろ逆効果であるとすら言えます。
日本は国土の73%を山地が占めており、太陽光発電が根本的に向いていない可能性も考えられます。
海外では砂漠や荒れ地に大規模な太陽光発電所を作っているのですが・・・
実はこういった場所にも独自の生態系があり、巨大なメガソーラー発電所を作ることで独自の生態系を根底から崩しかねないとの懸念があるそです。
海などにソーラーパネルを設置する案もあるようですが、それはそれで太陽光の届かない日陰の海となってしまい、海にいる生物が大量に死滅する可能性があります。
結局の所、建物の屋根以外にソーラーパネルを設置する適切な場所はないのかもしれません。
現在、イギリスで国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(通称:COP26)が開かれ、脱炭素が大きな議題となっています。
しかし、現実的には急ぎすぎた脱炭素政策のせいで却って地球の環境破壊を促している可能性があるわけです。
今や自然エネルギーを使った発電の代名詞となっている太陽光発電ですが、個人的に少し見直さなければならない時期に来ているような気がします。
とは言え、自然エネルギーの利用が現在社会の大きな課題であることに変わりはありません。
今後は、その国や地域に合った自然エネルギーの利用を高度に模索していく必要があるでしょう。
太陽光発電に次ぐ注目の自然エネルギーとして風力発電がありますが、この発電方法は騒音や鳥の巻き込み事故などの問題を抱えているため、人口密度の高い日本には向かないのかもしれません。
日本で向いていそうな発電方法は、火山が多いという特性を活かした地熱発電や、山が多く水の流れが早いことを活かした小型水力発電、周りが海の島国であることを活かした波力、潮力、海流の力などの利用が考えられます。
いずれも問題はあるでしょうが、少なくとも森を削ってソーラーパネルを設置する太陽光発電より環境に優しいと思われます。
以上、人類はそろそろ『自然エネルギー=環境に良い』という短絡的な概念を捨てたほうがいい時期に来ているのかと思います。
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