日本人の多くは韓国のことを整形大国と思っているようですが、近年、韓国のサイトなどを中心に、韓国よりも日本のほうが整形大国だという指摘を良く見かけます。
ということで、今回は日韓の整形について検証したいと思います。
整形に関するデータは、国際美容外科学会(International Society of Aesthetic Plastic Surgery)が、2014年と2016年の詳細なデータをネットで発表しています。
学会から脱退したからなのか2016年のデータには韓国のデータが載っていかったので、2014年のデータを主に使って、日本と韓国の整形について比較してみたいと思います。
まず、国際美容外科学会は、2014年のデータとして整形件数の多い8ヶ国を以下のように発表しました。
第1位:アメリカ(4,064,571件)
第2位:ブラジル(2,058,505件)
第3位:日本(1,260,351件)
第4位:韓国(980,313件)
第5位:メキシコ(706,072件)
第6位:ドイツ(533,622件)
第7位:フランス(416,148件)
第8位:コロンビア(357,115件)
韓国の人たちは、この数値をもって日本のほうが整形が多いと言っているようですが、これは単純な件数による順位なため、人口比率で考えれば韓国のほうが整形率が高くなります。
また上記のランキングを、サイトによっては以下のように表記してます。
第1位:アメリカ(20.1%)
第2位:ブラジル(10.2%)
第3位:日本(6.2%)
第4位:韓国(4.8%)
第5位:メキシコ(3.5%)
第6位:ドイツ(2.6%)
第7位:フランス(2.1%)
第8位:コロンビア(1.8%)
ここで表記されているパーセンテージは、人口に対する整形率の話ではなく、世界ので行われている整形件数の比率です。
これを誤解して、日本人のほうが韓国人より整形をすると思っている人が多いようですが、それは完全な間違いです。
国際美容外科学会は細かな整形のデータを出しているのですが、日本で行われている整形は、脱毛やヒラルロンサン注射などの非外科的手術が多いことが分かっています。
具体的な事例で比較すると、
脱毛
日本:310,851
韓国:4,046
水晶を使った角質の研磨
日本:18,479
韓国:1,931
薬剤を使った角質除去
日本:94,548
韓国:4,519
以上のように、日本では一般的に整形と言わない非外科的処置が多く、特に脱毛が圧倒的に多くなっています。(脱毛を除いただけで日韓の整形数は逆転する)
一般的に整形とみなされる外科的手術を伴った整形に限定すれば、
日本:326,398
韓国:440,583
と、韓国のほうが多くなるのです。
更に各部位の外科的手術を伴った整形の比較は以下の通りです。
顔や頭部の整形手術
日本:252,306
韓国:341,662
胸の整形手術
日本:46,419
韓国:58,601
その他部分の整形手術
日本:27,674
韓国:40,320
このように、全ての部位おいて韓国は日本より多くの整形手術を行っています。
これに人口を加味すれば、韓国は日本の3倍以上の整形手術をしている計算になり、やはり韓国は日本に比べ整形大国と言えるようです。
とは言え、以上のデータから日本も相当に美容整形が普及してきており、韓国を簡単に整形大国と呼べなくなってきている現状も伺えます。
以上、日本と韓国の整形数の比較でした。
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