日本人、中国人、韓国人の平均身長に関する最終結論

人体・医学
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日本人の身長に関することについて、海外の人はいろいろな意見を持っているようです。
個人的に身長なんてどうでもいいと思っているのですが、この話題はかなり議論になるようなのでまとめてみることにします。(ちなみに自分は、日本の平均身長より数cm高い程度です)

当然、日本人は西洋人より平均身長が低いのですが、西洋人の中にはステレオタイプに日本人の背が低いと思っている人もいるようで、日本人を極端に小さいと考える人も存在しています。
確かに昔の映画などを見ると、日本人の背の低さが強調されることもあり、西洋人が誤解するのも仕方ないかもしれません。
ただ、日本人の平均身長は戦後一気に伸びたので、昔に比べれば西洋人との身長差は縮んでいます。
そのためか、実際に見たら思ったより日本人が大きかったとの感想を持つ西洋の方もいました。

個人的に、アジアの中で見れば日本人はかなり背が高い部類で、東アジアの中では1番高いぐらいの感覚でいました。
しかし中国人や韓国人は、自分の国の国民が1番背が高いと思っているようです。
というより、日本人の身長の話題を取り上げるのはほとんど中国人と韓国人なのです。
自分の感覚では、韓国人を特別背が高いと思ったことはなく(小さいと思ったこともないが)、中国人は日本人より少し背が低いぐらいのイメージでした。
ただし、中国人はかつての貧しく栄養状態の悪かった時代の影響で、イメージ的に背の低いと思っているだけで、今の若者はそんなに小さくないのかもしれません。

個人の感覚で物事を語っても意味が無いので、実際の国別平均身長を調べようと日本語で『身長 国別 ランキング』とGoogle検索したところ、

1番上に出たサイトでは、
男性:日本>韓国>中国
女性:日本>韓国>中国

2番目に出たサイトでは、
男性:日本=韓国>中国
女性:日本>韓国>中国

という結果で、これは自分の感覚に近いものでした。
しかし、韓国のまとめサイトでは韓国人が1番背が高いと主張し、中国のまとめサイトでは中国人が1番背が高いと主張されています。
結局、日中韓の3国は、その国も自分の国が1番身長が高いと言っているわけです。

身長に関するデータは、成長期や後退期の影響、更には年齢ピラミッドの影響などにより、どうやって平均をとったらいいのかも分かりませんし、各国の身長を正確に比較しているデータもありませんでした。(データがあっても正確性に欠ける)
国別の身長に関するデータでもっとも信用性が高そうなものは、2009年にOECDから発表された『20~49歳成人の1999~2008年の計測データ』における身長データです。
これによると、

日本:男性171.6cm、女性158.5cm
韓国:男性171.2cm、女性158.0cm

という結果であり、韓国人より日本人のほうが少し身長が高いことになっています。
しかしこのデータは少し古い上、中国のデータが入っていません。(中国はOECD非加盟国)
なので、もう少し新しい各国のデータを調べることにしました。

日本人の身長データは、2015年の国民健康・栄養調査という詳細なデータがあったので、このデータを表計算ソフトで計算してみました。
結果、日本人の成人平均身長(20代から60代までの平均身長)は、

男性:169.5cm
女性:156.3cm

でした。
このデータでは、日本は極端な少子高齢化の影響で、平均身長にもっとも影響を与えているのが平均身長が低い60代という歪なな状態であることもわかりました。
OECDの調査と差が出ているのはそのためで、40代までの調査なら男性は171.4cm、女性は158.1cmです。(ちなみに、日本と韓国の人口区分の表はこちら→http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/images2/8900.gif
ということで、日本人における20代の平均身長についても調べてみました。

20代前半
男性:171.7cm
女性:157.8cm

20代後半
男性:171.7cm
女性:159.0cm

以上が日本人の平均身長となります。

続いて、韓国人の平均身長を調べます。
韓国人の平均身長における信用できるデータには、第6回韓国人体寸法の調査事業というものがありました。(詳細データではなくニュース情報によるデータ)
2010年調べと少し古いデータになりますが、新しいものが見当たらなかったのでこのデータを利用します。
韓国人の成人平均身長は、

男性:171.5cm
女性:158.5cm

で、20代のデータは、

20代前半
男性:174.0cm
女性:160.5cm

20代後半
男性:173.2cm
女性:160.4cm

でした。

最後に中国人の平均身長です。
中国人の平均身長における信用できるデータは、2015年調べの中国居民栄養及び慢性病状況報告です。(こちらも詳細データではなくニュース情報によるデータ)
中国人の成人平均身長は

男性:167.1cm
女性:155.8cm

で、年代別のデータはありませんでした。
中国は1990年代まで国が豊かではなかったので、栄養状態の悪く背が伸びなかった世代の影響が出ているのかもしれません。(日本も人口区分の影響があるので変わらないかもしれないが)

結論としては日中韓の平均身長は、韓国>日本>中国の順に2cm程度の差があるようです。
また今回の件を調べていて、韓国人が身長に対して極端に強い意識を持っていることもわかりました。
韓国人男性は95.3%が180cm未満なのに、ネット上で身長を聞かれると皆180cm以上と答えるだとか、韓国人男性には169cmと179cmの身長の人はいないなどと、韓国では冗談交じりに語られているようです。(169cmの人は170cm、179cmの人は180cmと自己申告するため)
芸能界などを見ても、日本人は背の低い人が普通に活躍しており、女性に至っては小さいほうが可愛いと見られる傾向すらありますが(AKB48グループやジャニーズ事務所のアイドルなどは、平均身長より低い人が多い)、韓国の芸能界では身長がかなり重要視されるようです。
以上、日中韓の身長についてまとめましたが、身長なんて本当にどうでもいいと思います・・・

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コメント

  1. 日本人 より:

    イギリスに行ったときに173cmの自分が偉く小柄に感じたことをなぜか思い出した。

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