韓国系の海外の反応サイト『カイカイ反応通信』にて、本日とても気になる記事が投稿されていました。
当サイトでは、あまり細かな問題を取り上げることはないのですが、今回の記事はあまりにもひどい記事だったので取り上げたいと思います。
この記事はタイトルでも分かる通り、韓国における輸入食品の放射能調査に関するニュースが極端に反日に誘導しているという記事でした。
まず問題を明確にするために、このことを報じたニュース記事を少し引用して説明します。
セシウムが検出された14件のうち13件は、ヨーロッパ・中国・北朝鮮・インドなど輸入した製品であった。キノコ類・ワラビは、中国・北朝鮮産、ヘーゼルナッツとカシューナッツは、トルコ・インド産、ブルーベリー加工食品は、ヨーロッパ産であった。椎茸1件だけ国内産であった。
引用:http://www.newsis.com/view/?id=NISX20181001_0000431306(日本語翻訳)
以上を読めば分かる通り、セシウム(放射能汚染における残留物質)が検出された食品に日本の食品は含まれていません。
にもかかわらず、この記事で掲載されている画像は事故を起こした福島原発の画像が使われているのです。
更に記事の最後の文章は、以下のようになっています。
研究員はまた、「日本の原発事故は現在進行形で、2013年、冷却水の海流出と2017年メルトスルーによる土壌汚染が発生し、今後も発生する可能性がある」とし「日本製品に対する国民の不安感は依然として存在しており、継続的な点検と管理は必要と判断される」と述べた。
引用:http://www.newsis.com/view/?id=NISX20181001_0000431306(日本語翻訳)
ここまで来ると、もはや意味が分からないレベルです。
日本の食品からセシウムが検出されずに自国と他の国の食品からセシウムが検出されたにもかかわらず、日本の原発事故や日本製品の危険性を述べる必要がどこにあるというのでしょうか?
本来なら、この記事はセシウムが検出された国の食品の危険性を指摘するべきで、100歩譲って日本の原発問題に絡めるとしても『日本の原発事故における放射能汚染は確認できなかった』みたいな言葉で締められるべきです。
にもかかわらず完全に反対の主張を行い、もっと明確に言えば、韓国で中国、北朝鮮、インド、ヨーロッパなどの食品にセシウム入りのものが見つかったら、日本の食品を輸入禁止にするべきであると主張しているわけです。
これはいくらなんでも酷すぎると言えるでしょう。
このニュースを報じた報道機関がどういった報道機関なのかはわかりませんが、『NAVER』や『Daum』などの韓国最大規模のポータルサイトでもこのニュースは配信されており(日本におけるYahoo!ニュースなどに相当)、韓国では一定レベルの認知度がある報道機関が書いた記事と思われます。
こういった事実を考えると、慰安婦問題や旭日旗問題といった韓国が行っている様々な日本批判も、根拠が伴っていないと疑わざるを得ません。
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