日中韓の極めて不可思議な関係について考えてみる

国際
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現在、日中韓の国民がお互い同士を嫌い合っていることは、皆さんもご存知かと思います
以下で示す国に対する好感度調査の結果を見ると、その実態がよくわかります。
※マークは2015年の調査、それ以外は2017年の調査結果

【日本人から見た中韓の好感度】
中国人への好感度:13%
韓国人への好感度:21%※

【中国人から見た日韓の好感度】
日本人への好感度:22%
韓国人への好感度:47%※

【韓国人から見た日中の好感度】
日本人への好感度:30%
中国人への好感度:34%

※参照データ
・https://globescan.com/images/images/pressreleases/bbc2017_country_ratings/BBC2017_Country_Ratings_Poll.pdf
・http://www.pewresearch.org/fact-tank/2017/08/23/in-global-popularity-contest-u-s-and-china-not-russia-vie-for-first/
・http://www.chosakai.gr.jp/notification/pdf/report13.pdf
・http://www.pewglobal.org/2015/09/02/how-asia-pacific-publics-see-each-other-and-their-national-leaders/

以上のデータが示すように、日中韓3カ国は互いの国に対する好感度がいずれも低く、お互い同士で嫌悪感を抱いているわけです。(中国人から見た韓国人に対する好感度は、THAADミサイル配備の影響で調査時よりも下がっている)
しかし一方で、昨年の12月12日に発表された中国人中間層の行きたい国ランキングでは日本が1位、同じく昨年10月3日に発表された韓国人が行きたい国でも、日本が1位となっています。
更に、2017年上半期の韓国における検索ワードランキングでは、日本の大ヒットアニメ『君の名は。』が1位ですし、昨年の2月に発表された韓国人が思う世界の魅力的な国民の調査では、日本はドイツについで2位となっています。
この調査だけを見たら、中国人も韓国人も日本が大好きなように思えます。

日本の立場から見ても、とあるテレビ局が日本の10代の女性274人に対して行った『韓国文化の流行を感じるか』というアンケートに対し、95%の若者が『ある』と答えています。(放送日2017年12月)
テレビの街角アンケートなので偏っている可能性もありますが、95%という数字を考えると日本における韓国文化の流行がないとは言えないでしょう。
特に昨年は、韓国のアイドルグループであるTWICE(メンバーに日本人が3人いる)が流行し、NHKの紅白歌合戦に出場したことも話題となりました。(今年の出場も決定)
更に、日本人の中華料理好きは有名ですし、日本の国民食とまで言われるラーメンも根底は中華料理にあります。
このような事実を見ると、日本人もまた中国や韓国が大好きなように感じます。
しかし実態は冒頭のデータで示したとおりで、早い話が日中韓3か国は好きと嫌いが激しく混ざり合った極めて不思議な関係にあるということです。

日本、中国、韓国の文化が似通っていることは紛れもない事実ですし、3か国間の関係は単純な嫌悪感だけが表れているわけではないため、政治的な問題が解決できれば一気に関係改善に動く可能性もあることでしょう。
ですので3か国の政府や国家を代表する人たちは、お互いの関係が悪化するようなことのないよう行動していただきたいと思います。

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コメント

  1. おむすび より:

    日中韓ではっきり違うとわかる事例にシャインマスカットがあります。率直に日本人が中韓の立場なら育てる事を直ぐに止める事でしょうし、小売も拒否反応を示すでしょう。
    苺の事例もそうなのですが、日中韓は表面の漢字文化や儒教、仏教などは似ていても、その内実は全く違うと思います。

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