日本が列強国になれたのは運が良かったから? 独自発展した幕末期の日本の国力について

歴史・文化
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中国や韓国の反応サイトを見ていると、日本が19世紀に列強国入りできたのは『たまたまタイミングよく西洋化に成功したため』と当たり前のように考えている人がとても多いようです。
しかし日本の歴史的事実を確認していくと、実態が全然違うものだとわかります。

少し時代を遡って説明していきます。
世界で1番大きい(面積が広い)墓は、エジプトのピラミッド(クフ王の墓)でも中国の兵馬俑(始皇帝の墓)でもなく日本の大仙陵古墳(仁徳天皇の墓とされる)です。
これほどの規模の墓を作るには、ものすごい数の人間が作業に参加せねばならず、国の統治がしっかりとしていなければ実現不可能です。
その後、京都に平安京ができて以降は、日本の都市は常に世界の人口多い都市トップ10入っています。
これは、日本の主要都市の整備や経済活動が世界の大多数の都市よりもしっかりしていることを表しています。
戦国時代の1543年には鉄砲が初めて日本に伝来しましたが、その50年後には日本は世界最大の銃保有国になっていました。
これは、日本の製鉄技術の高さや規模の大きさを表しています。

このように、日本は1000年近く前から世界が誇る有数の国家だったのです。

その後、江戸時代になり平和な世の中になると、日本は世界に先駆けて様々分野で発展を見せます。
例えば、都市の衛生状態などがその例です。
中世時代のヨーロッパは、排便物を道端に捨てていたため都市の衛生状態は極めて悪く、何度となくペストが大流行しています。
一方、日本では人の糞尿を肥料として使っていたため、都市の衛生状態は良好な状態を保っていました。
肉食文化のヨーロッパでは家畜が多くいたため、人の糞尿を肥料として使うことはなく、むしろ忌避されていましたが、肉食をあまりしなかった日本では家畜があまりいないため必然的に人の糞尿が肥料として使われ、路上に糞尿が落ちていることが少なく河川の水質なども比較的良好な状態を保っていたのです。

更に江戸時代の中期なると、江戸などの都市部では庶民でも気軽に入れる銭湯が整備されます。
同時期のヨーロッパ人はほとんど入浴をしておらず、臭いを隠すため香水が生み出されたほどでしたが、日本ではほとんどの人が日常的に入浴をしていました。
このように当時の日本は、ヨーロッパの国々と比べ物にならないほど衛生的だったのです。

子供に対する教育面などでも、当時の日本はかなり進んでいました。
江戸時代に始まった寺子屋(筆学所)という学校制度が徐々に広がりを見せ、江戸時代後期には日本人のかなりの人が字の読み書き(識字)を習得していたそうです。
時代ごとの識字率に対する正確な調査は難しいですが、当時の日本人の識字率が世界最高水準であったことは間違いなく、おそらくは他の国よりも圧倒的に高い識字率を誇っていたと思われます。(当時の江戸などでは70%から80%程度の識字率があったとされる)
幕末期に来日した外国人が本屋で立ち読みしている日本の子供たちを見て、この国を植民地にすることは不可能だと悟ったというエピソードも伝えられています。

また、戦がなくなったことで武士も勉強をすることが推奨され、江戸時代の武士は戦闘要員というより一種の知識層となっていました。
その他にも、当時の日本では、かわら版という現在の新聞や雑誌に相当する印刷物(木版画)も普及していましたし、庶民でも普通に郵便(飛脚)を利用していました。
更に当時の日本人は、浮世絵の漫画まで楽しんでいましたし、今では当たり前になった先物取引なども江戸時代の日本で始まったものです。
江戸時代末期の1855年になると、発明家及び技術者の田中久重が文献をみてミニSLのようなものを作り、実際に線路の上を走らせています。
日本で最初にできた鉄道は1872年で車両はイギリスのものを導入しましたが、このとき既に日本は鉄道を導入できるだけの基礎的な技術を有していたということです。(日本の鉄道は他の非西洋国と違って、自国で設置・運営されたものです)
このように当時の日本は西洋化(工業化)できるだけの基礎的な技術力があり、知識人も多数いたわけです。

この時代に世界で西洋化(工業化)が可能だった国は、西洋を除いて日本しかなく、日本が19世紀に列強国となったのは、たまたまなどという理由では決してありません。
むしろ日本が列強国になったのは必然的で、そもそも西洋化する前から日本は列強国に肩を並べる存在だったとも言えますし、部分的(都市の衛生面や一般庶民への教育など)には西洋列強国よりも進んだ部分も相当あったように思えます。
当時の世界の国々を見てみると、韓国は世界最貧国のひとつで西洋化ができるレベルには到底達していないですし、中国も西洋化には成功せず事実として西洋列強国に蝕まれていました。
その他の国々も西洋化ができるほど発展している国はなく、事実として世界中の国々が西洋列強国の植民地になり、国民が奴隷として売られていた国すらあります。
このような世界の状況の中、日本だけがたまたま運良く西洋化できるようなことはなく、当時の日本は西洋化できるだけの国力が十分あったと考えるほうが自然なのです。

以上、日本が19世紀に列強国となったのは『運ではなく実力』であることを、日本人を含め世界の人々にも知っていただきたいと思います。

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コメント

  1. 匿名 より:

    韓国人は未だに江戸時代ぐらいまで自国のほうが進んでいたと考えている人が多いようですが、実態は全然違いますね。
    戦国時代の段階で既に日本は最大の銃保有国ですから、韓国(李氏朝鮮)との国力の差はその時点で相当あったということは明確です。

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