つい先日、以前書いた日本の痴漢についての記事にアクセス数が集まっている日がありました。
何があったのか調べてみると、韓国人DJの『DJ SODA』さんが日本でのライブ活動中にセクハラ被害を受けたと主張し話題になっていたことが判明します。
すぐにネット上にある映像を確認したところ、以下の動画が見付かりました。
【悲痛】DJ SODAが大阪ミュージックサーカスフェスティバルでセクハラ被害にあった事を告白
ファンに接近時に胸を触られたとして被害をつづり、10年のDJ歴で始めての事に動揺し恐怖を抱いていると告白した。
偶然とでも言えば許されると思ったのかゴミめ。#セクハラ pic.twitter.com/KUTnxsOXrd https://t.co/ZQcmPTiVgI
— 爆サイ.com【公式】ツイッター (@bakusai_com) August 14, 2023
この動画を見る限り、DJ SODAさんの胸に手が触れている向かって左側の白Tシャツの男性は、右側の黒いTシャツの人がDJ SODAさんの腕を引っ張ったことによりDJ SODAさんが前かがみになったことで偶発的に手が胸に当たったように見え、積極的に胸を触ってはいないようにも見えます。
DJ SODAとコンサートの主催者はこの問題について被害届を出し事件化しているので、裁判などになればこういった主張争いが展開されるものと思われます。
この動画の他にDJ SODAさんは女性からもセクハラ被害を受けたと主張しており、こちらは画像を見た限り完全に胸を触っていたり抱きついていてどう考えてもアウトな状況でした。
ただ女性同士のセクハラ行為については、国によって考え方が違うのかもしれません。
日本では女友達同士でわちゃわちゃして肌を触れ合ったりしていますし、温泉などで他人の裸を見ることもあるため女性同士のセクハラについての意識が低いのかもしれませんが、いかんせん私は女性でないのでこの問題については正直よく分かりません。
当問題で1番論争になっていたことは、DJ SODAさんがセクハラ行為を受けたことは『本人が必要以上に肌を露出していることが原因だ』という日本人の意見に対して『そんな話は他の国では通用しない』というものでした。
しかし、私はこの論争に強い違和感を覚えます。
海外では露出の高い服を着たマイリー・サイラスやイギー・アゼリアなどがコンサートでファンに自分の体を触らせているシーンを見たこともあり、海外で通用しないということに対し違和感を覚える人もいるかもしれませんが、私の違和感はそういった類のものではありません。
ハリウッド映画が公開された際に主演の男性などが来日することがよくあり、その際に女性アナウンサーがインタビューを行うことがあるかと思います。
そういった場面で挨拶としてハグやフレンチキスをしているシーンを見たことがないでしょうか?
普通に考えて、日本では(おそらく韓国でも)ハグやフレンチキスはセクハラ行為に当たるはずです。
しかし、これらの行為が問題視されることはほとんどありません。
DJ SODAさんのセクハラ被害に対する『必要以上に肌を露出していることが原因』という日本人の考えが他の国では通用しないという話で言う“他の国”は、おそらくブルキナファソ(アフリカの国)やアンティグア・バーブーダ(カリブ海の国)やニウエ(オセアニアの国)などの国ではなく、アメリカやフランスなどといった欧米国家、あるいは西洋文化に大きく影響を受けた国々を想定して話していると思われます。
現状、世界の常識は西洋的な価値観によって構築されているケースが強くなっており、だからこそ西洋的文化から生まれたハグやフレンチキスはセクハラとみなされずに寛容されているのではないでしょうか?
ただ、日本国内において日本の常識よりも西洋的価値観から生まれた世界の常識のほうが正しいというのは、さすがに違和感を覚えます。
西洋各国の社会が日本よりも遥かに上手く機能しているというのなら話もまだ分かりますが、犯罪率、都市の美観、人種差別の意識など、日本よりも優れている西洋国なんてないに等しいと言えます。
私自身、今回の問題について肌を露出しているDJ SODAさんが悪いなんてこれっぽちも思いませんが、こういった意見に対し『他の国では通用しない』と問題提起した日本人たちは、日本に来てハグやフレンチキスをする欧米のセレブたちに対しても同じようなテンションで批判を行ってもらいたいと思います。
そして現在の国際的な常識や価値観がどうやって構築され、本当に正しい方向に進んでいるのか深く考えてほしいものです。
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コメント
もう一つはフェスという視点もあるかと思います。最近は禁止されるようになりましたがモッシュのように身体をぶつけ合う様が風物詩としてフェスにあったのも事実です。触った方々も通常の生活で見ず知らずの他人に触る事はない方々でしょうし、今回の事例では観客席に近寄っていった当人にも危機意識の欠如があり、運営サイドからはその点を指摘したいのではと勘繰ってしまいます。個人的に服装の論争に誘導してその点を誤魔化した方々がいたように思えてなりません。