日本社会は木村花の死を受けて何を変えるべきなのか?

社会
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今月23日に恋愛リアリティショー『テラスハウス』に出演していた女子プロレスラーの木村花さんが自殺をしました。
このことは社会的に大きな問題となっており、SNSによる誹謗中傷問題や、リアルを謳った番組の演出方法などに批判の声が集まっています。
実際に、総務大臣がSNSにおける誹謗中傷に対する法改正を検討すると発言し、木村花さんが批判にさらされる原因になったとされるテラスハウスは現在放送中のシリーズの放送打ち切りを決めました。

しかし、この問題をSNSでの誹謗中傷やテラスハウスという番組の演出方法だけに問題を求めるのは正しいことなのでしょうか?

もちろん、きっかけはそれらのことなのでしょうが、今回の件はもっと根深い問題があるような気がします。
でなければ、こんなにも早く22歳の若者が自殺という選択をする不自然さは解消されません。
木村花さん死を受け、日本人が何を教訓にするべきかをしっかり考えるため、彼女が幼少期から抱えていたであろう悩みなどについて以下で考えていきます。

ハーフ

木村花さんは日本人の母親とインドネシア人の父親のハーフなのですが、ハーフの人はイジメに遭いやすいという話をよく聞きます。
実際に木村花さんが、ハーフであることを理由に嫌がらせなどを受けていたかは分かりませんが、ハーフ特有の悩みのようなものは抱えていたと想定されます。

母親の職業

木村花さんの母親は、木村響子さんという元女子プロレスラーです。(2017年引退)
私は女子プロレスラーという職業を差別などしていませんが、特殊な職業であることは確かであり、小さい子供にとってはかなり好奇の目で映ってしまうかもしれません。
このことが原因で、子供の頃に木村花さんがからかわれたりした経験があった可能性も考えられます。

母子家庭

木村花さんは母子家庭として育てられています。
そのため、子供の頃に1人になることが多かったかもしれませんし、他の家族(両親の家族)を見たときに寂しさなどを感じた可能性もあります。

人は、幼少期から思春期にかけて様々な悩みを経験します。
この時期に不必要に悩んでしまうということは、思春期を過ぎた大人なら容易に理解ができるはずです。
これは高い知能と社会性をもった人間特有の現象といえ、大人に成長していくうえで逃れようがないことなのかもしれません。
上記したような特徴のあった木村花さんは、おそらく普通の人より悩みの多い幼少期や思春期を過ごしてものと想定されます。
そして、そういった悩みを残したまま大人になったものと考えられるわけです。
そのことが、SNSへの強い依存性や、傍から見ると安易に極端な選択を選んでしまうという行動に現れたのだと思います。

こういった問題を、日本の社会はどうやって解決いくべきでしょうか?

日本は民族(大和民族)の片寄りが激しい国家であり、海外の人からは単一民族国家と見なされています。(実際には単一民族ではない)
そういった民族構成の国の中では、ハーフ(東アジア系のハーフは除く)や外国人はどうしても目立ってしまうのです。
そのため、人種等に対する日本人の意識的・無意識的を問わない差別意識については、小さい子供の頃から教え込む必要があります。
学校などでのハーフや外国籍に子供に対するケアも必要でしょう。
職業の問題も同じで、小さい子供の頃から差別をしない教育が必要になってくるかと思います。

片親の問題については、現金の給付などといった経済的な支援だけではなく、社会的なケアも必要かと思います。
日本では、『子供は親が育てる』という意識が高いですが、社会全体が子供を育てるようなシステムの構築をもっと考える必要があるのかもしれません。
これは片親だけの問題ではなく、児童虐待や育児放棄などといった問題の解決にも繋がります。
今でも日本人は『両親が幸せで、片親は不幸せ』みたいな考えをもつ人が多いように感じ、子育てに対する国民1人1人の意識から変えていかないように感じます。
離婚率が50%もあるような国では、このような片親に対する差別的な意識はないに等しく、社会システム的にも親以外の人間による子育て支援が充実しているようです。(離婚率が50%もあることが良いことかどうかは分からないが)

以上、木村花さんの死を受けて変えていかなければならないことは、SNSにおける誹謗中傷の問題やテレビ番組の演出方法だけではないと、私は強く思います。

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