日本では、冬になると風邪やインフルエンザの予防から、多くの人がマスクをして外に出かけます。
海外の人は、この光景を奇妙だと感じたり、または見習おうと感心したりもしています。
また、マスクには他人の風邪を貰わないという効果より、他人に風邪を移さないという効果のほうが高いと言われているため、マスクをする日本人は民度が高いと考える外国人もいるようです。
しかし、日本人がマスクをするようになった理由や経緯は、風邪やインフルエンザの蔓延を防ぐためではありません。
日本人がマスクをするようになった理由は、
ズバリ花粉症
です。
日本では太平洋戦争中に軍事目的で木が伐採され、更に戦後の復興期にも建築材として大量の木を伐採されました。
その結果、山がハゲ山となり、土砂崩れが増えたり水の浄化作用がなくなったりと多くの問題が発生、その問題を解決するため、日本は国策として成長の早い杉を大量に植え、国土の12%、森林の18%に杉が植えられる過剰の”杉国家”になってしまったのです。
更に地面のアスファルト化で花粉が土に還らず飛散し続け、結果、地域差があるものの国民の2割から4割の人が花粉症にかかっていると言われています。(花粉症の7割はスギ花粉が原因、北海道や沖縄は杉が過剰に植えられていることはないので花粉症患者は少ない)
東京都の2016年度の花粉症実態調査では、48.8%の花粉症患者がいるとの推定結果が出されており、花粉症は正に”現在日本の国民病”なのです。
自分も花粉症患者(杉とヒノキ)なのですが、花粉が飛散する春はとてつもなく辛く、鼻水は止まらず目は取り出してタワシで洗いたくなるほど痒くなります。
こんな辛い症状が出る花粉症も、花粉が体内に入りさえしなければ症状は全く出ないので、マスクをすることはとても有効的な対策です。
結果、春の時期に日本でマスクをする人が増え始めました。
日本は花粉症の患者が多いがゆえに花粉症に対する理解(マスクをする人への理解)もあり、海外のようにマスクをする人を奇妙だとは思わず、日本でマスクをすることが一般化していきます。
そのような背景があって、インフルエンザや風邪の予防としてもマスクをする人が増えたのです。
時系列をまとめると、
・戦後の復興などで木を大量に伐採
・山がハゲ山になる
・成長の早い杉を大量に植える
・杉が過剰にある状態となる
・杉の花粉症患者が増える
・マスクをする人が増える
・マスクをすることが一般化
・風邪の予防でもマスクをする人が増える
以上のようになります。
正に、『日本のマスク文化に歴史あり』です。(^_^;)
もし海外に暮らす人でマスクに興味があるのなら、日本に来たときにドラッグストアに行くことをお勧めします。
海外では考えられないぐらいの種類のマスクを見ることができるはずですよ。
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