今年も雪? センター試験と降雪の関係を調べてみて分かった意外な事実

環境
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大学入試センター試験の日って雪が降ることが多いって思いませんか?
この問題をしっかり検証し、一定の答えを見出していきたいと思います。

2017年、東京のセンター試験は雪がちらつく中で行われました

冬型の気圧配置が強まって日本海側だけでなく近畿・東海地方の太平洋側でも雪が積もり、大学入試センター試験がある14、15日は交通が混乱しそうだ。

出典 センター試験を襲う大寒波 都心に雪は降るか|くらし&ハウス|NIKKEI STYLE

今年のセンター試験日は、東海地方や近畿地方などの雪があまり降らない場所でも雪となり、混乱が生じることとなりました。
東京でも、多少の雪がちらついたそうです。

センター試験の日って、いつも雪じゃね?

センター試験って、いつも雪が降るイメージがありますよね。

そんな疑問を以下でガッツリ検証していきます!

センター試験の日時

例年1月13日以降の最初の土曜日・日曜日の2日間にわたって行われる

出典 大学入試センター試験 – Wikipedia

センター試験は1990年から始まり、1月の13日以降の土曜・日曜に行われています。
ただし、1991年は1月12日と13日に行われました。

センター試験に実際雪が多いのかを調べる

気象庁調べの東京の降雪日とセンター試験のあった日を照らし合わせ、センター試験が始まった1990年から今年(2017年)までで、東京で降雪があった日を調べます。

※降雪・積雪に関するデータは全て気象庁の調べです。

1991年
1991年のセンター試験のあった1月12日には雪が降ったそうですが、積雪はなかったようです。

2001年
2001年のセンター試験のあった1月20日には雪が降り、積雪も2cmあったそうです。

2004年
2004年のセンター試験のあった1月17日及び1月18日には雪が降ったそうですが、積雪はなかったようです。

2006年
2006年のセンター試験のあった1月21日には雪が降り、積雪も9cmあったそうです。

2014年
2014年のセンター試験のあった1月19日には雪が降ったそうですが、積雪はなかったようです。

2017年
気象庁の正式な発表は不明ですが、Twitterの情報では14日に東京でも雪が降ったとのことです。

東京でセンター試験に降雪があった日は、今年も含めて6回となります。
1990年から2017年までのセンター試験が全28回中6回という結果で、雪が多いと言うにはちょっと微妙な感じがしますね。

雪の影響はその日だけじゃない!

雪は降った後も影響があるため、上記と同じ方法でセンター試験の前日・前々日に積雪を伴う雪があった日も調べてみました。

※降雪・積雪に関するデータは全て気象庁の調べです。

1994年
1994年のセンター試験のあった前日の1月14日には、1cm積雪があったそうです。

1998年
1998年のセンター試験のあった前々日の1月15日には、16cm積雪があったそうです。

センター試験の前日・前々日を調べても、東京においてセンター試験の日に雪が多いとは言い切れないようです。(28回中8回)

もし、センター試験が1週間ズレてたら・・・

センター試験日の降雪や積雪だけを調べても調査として不十分なので、比較対象としてセンター試験が後ろに1週間にズレていたらと仮定し、雪の日が多いかどうかを調べてみました。

※降雪・積雪に関するデータは全て気象庁の調べです。

1990年
1990年のセンター試験があった1週間後には降雪がありました。

1993年
1993年のセンター試験があった1週間後には降雪がありました。

1996年
1996年のセンター試験があった1週間後には降雪及び積雪(2cm)がありました。

1997年
1997年のセンター試験があった1週間後には降雪がありました。

2001年
2001年のセンター試験があった1週間後には降雪及び積雪(8cm)がありました。

2002年
2002年のセンター試験があった1週間後には降雪がありました。

2005年
2005年のセンター試験があった1週間後には降雪がありました。

2009年
2009年のセンター試験があった1週間後には降雪がありました。

2012年
2012年のセンター試験があった1週間後には降雪がありました。

センター試験の日時が1週間ズレると、(気候サイクルの影響もあるでしょうが)雪の日は27回中9回となり余計増加することが分かりました。
つまり、東京においてセンター試験の日が特別に雪が多いという事実はないということです。

では、なぜ『センター試験=雪』というイメージがあるのか?

人がなぜ、『センター試験に雪が降ることが多い』と感じるのかについて、3つの項目に分け検証していきます。

マスメディアによる過剰報道

東京都心など太平洋側の平野部でも積雪の可能性がある。同庁は「2~3年に1度の規模」と局地的な大雪を警戒している。

出典 太平洋側も積雪か 気象庁「2~3年に1度の規模」:日本経済新聞

実際にセンター試験の日に雪が振らなくても、雨も含めて近い日に雪が降る可能性があれば、センター試験と雪を関連付けて大々的に報じられるため、『センター試験=雪』というイメージが強くなってくるものと思われます。

大学入試センター試験が14日、全国691の会場で始まった。北日本から西日本までの日本海側を中心に大雪や猛吹雪になるとして気象庁が警戒を呼び掛ける

出典:センター試験、寒波の中いざ本番 57万人挑む:日本経済新聞

自分の住む地域と関係のない地域での降雪でも『センター試験に雪』という見出しの報道がされ、またそれを見る機会も多くなるため、センター試験の日に雪が降るというイメージが強くなっている可能性も考えられます。

※雪に対する過剰な報道自体を否定しているわけではありません。
東京などの都市部では雪が降ると大混乱となるため、個人的には過剰報道をしたほうがいいと思っています。

記憶の誤変換

陳述記憶とは、イメージや言語として意識上に内容を想起でき、その内容を陳述できる記憶である。宣言的記憶とも呼ばれる。陳述記憶はさらにエピソード記憶と意味記憶に分類される。

出典 陳述記憶・非陳述記憶 – 脳科学辞典

『物事を記憶する』という意味で使われる一般的な記憶は、陳述記憶(頭で覚える記憶)と言い、更にこの陳述記憶は意味記憶とエピソード記憶に分けることができます。
センター試験における雪の話で言えば、
自分の意志で覚えようとした受験勉強が『意味記憶』
センター試験に雪が降っていたという事象が『エピソード記憶』
になります。

そしてこのエピソード記憶は、意味記憶よりもずっと忘れにくく、長く記憶として残りやすいという特徴があるのです。

出典 エピソード記憶で覚えよう! – ブログ – 広島校 – 大学受験の予備校・学習塾・個別指導・勉強法は逆転合格の武田塾

エピソード記憶は意味記憶より記憶として残りやすいので、センター試験に日に雪が降った(またはそういう報道があった)という記憶は長期間残りやすくなります。

ありふれた出来事よりもあまり起こらない「レアケース」な出来事の方が、「エピソード記憶として強まる」、つまり、印象強く脳に残ります。

出典 CoDシリーズの女性プレイヤーってゴーサプ率高くないですか?あとキルレ… – Yahoo!ゲーム

珍しい出来事は、通常の出来事以上にエピソード記憶として残りやすくなります。
東京で雪が降ることは珍しい出来事なので、『センター試験で雪が降る』という記憶は長く残り、そのイメージが強くなってしまうのです。

認知心理学では、犯罪の目撃証言については、記憶の変性があるため、信頼できないと言っています。

出典 目撃証言は記憶の変性があるため信頼できない

以上のような記憶の誤変換があるため、犯罪捜査における目撃証言なども一概に信用できないとされています。
記憶と目撃証言については、以下のリンクに詳しい説明がある。

日常記憶 | 認知心理学

確証バイアス

確証バイアス(かくしょうバイアス、英: Confirmation bias)とは、認知心理学や社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。

出典 確証バイアス – Wikipedia

確証バイアスがかかると自分が信じた情報以外を受け入れなくなってしまいます。
上記した記憶の誤変換によりできた『センター試験には雪が多い』というイメージに対し確証バイアスがかかってしまうと、そのイメージからなかなか抜け出せない状況に陥ってしまいます。

確証バイアスの一般的な事例として、血液型と性格の関係がある。人の性格はひとつに決定されるものではなく、通常は様々な特徴を含んでいるものである。

出典 確証バイアス | 社会心理学

この確証バイアスは、科学的に根拠が無いことが証明されている血液型による性格診断や、オカルト的な超常現象、麻雀の流れ論などの疑似科学にも大きく影響があり、これらのことを反論する科学的な根拠を示されても受け入れない人がいるそうです。

最後に・・・

入試当日に雪が降った場合の対処法!

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最後に、東進ハイスクール新宿校のホームページにあった『入試当日に雪が降った場合の対処法!』を紹介して終わりにします。
受験生の皆さん、雪に負けず頑張ってください!!

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