第二次世界大戦の敗戦国となった日本が、戦後瞬く間に経済発展できたのは朝鮮戦争が原因であるという意見を韓国人はよく口にするようですが、このことは本当なのでしょうか?
朝鮮戦争は朝鮮半島で起こった民主主義者と共産主義者の対立ですが、この朝鮮戦争に介入したアメリカに対し後方支援という形であらゆる物資を提供することになった日本(当時はGHQの統治下)は、産業の回復や発展について様々な恩恵を受けたと言われています。
このことは『朝鮮特需』という名前で日本でも認識されている出来事です。
韓国には自分たちの国で起こった戦争により日本が現在の経済的地位を得たと思ったいる人も多くいるようで、日本に対する不信感の原因にもなっているのです。
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先日、海外の反応サイトで、あるYouTube動画が取り上げられていました。
それは、1900年から現在までにおけるGDPのTOP10に入る国の経済規模を、時代とともに動的なグラフにしたものです。
朝鮮戦争は1950年6月25日に始まり1953年7月27日に休戦という形で終結しています。
もし日本の経済発展が朝鮮戦争特需によるものなら1950年代の前半からGDPの伸びが顕著になるはずですが、上記した動画を見ると日本の経済発展が相対的に早まるのは1960年代に入ってからで、朝鮮戦争の時期とはかなりのズレがあります。
日本の経済規模が著しく上昇するのは1960年代後半から1970年代にかけてで、おそらくこれは東京オリンピックや大阪万博といった国際的な大イベントの誘致に成功したことによる建設ラッシュが原因になっていると考えるべきなのでしょう。
以上のことから、日本の経済が世界第2位まで駆け上がった原因に朝鮮特需が大きく寄与した事実はないと思われます。
日本に朝鮮特需が起きたことは事実なのでしょうが、そのことと日本が世界有数の経済大国になっていったことにはあまり関係がないと上記の動画は物語っています。
そもそも朝鮮戦争が起きた時期はまだまだ第二次世界大戦の復興期で、どの国にも特需的な状況はあったはずです。
そして動画からは、日本が戦前(第二次世界大戦前)からかなりの経済大国だったことが窺い知れます。
つまり、日本が戦後に経済発展した理由は、日本経済の底力だと考えるべきなのです。
もちろん、アメリカとの同盟関係により防衛費を低く抑えられたことなども要因になっているのでしょうが、日本は戦前から世界トップレベルの経済規模があり、戦後においても経済を回復させるだけの根本的な力を有していました。
このことは、同じ敗戦国ながら世界3位の経済大国にまでなったドイツにもみられる現象です。
少なくとも、朝鮮特需1つだけで現在における日本の経済的な地位や規模を説明することが不可能であることは確実かと思います。
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