ここ最近、韓国系の海外の反応サイトで、現在の日本で第4次韓流ブームが起こってるというという話をよく目にしますが、このことについて日本人的に大きな違和感を感じます。
ということで日本の韓流ブームについて考えていきますが、まず初めに過去のものも含めて韓流ブームの内容をまとめていきましょう。
第1次韓流ブームは、ドラマ『冬のソナタ』から始まるブームで、ヨン様フィーバーなどとも言われます。
第2次韓流ブームは、『KARA』や『少女時代』が大活躍したK-POPブームです。
第3次韓流ブームは、主にK-POPグループ『TWICE』の人気向上。
第4次韓流ブームは、ドラマ『愛の不時着』の流行だそうです。
第3次韓流ブームと第4次韓流ブームの期間が短いので、まとめて第3次とするケースもあるようです。
現在の日本で起こっていると言われるは『愛の不時着』の流行で、確かにこのドラマについては話題になることもありますが、テレビ放送をされていないので観た人はかなり絞られます。
実際に私の周りでも観たという人を聞いたことはありません。
『愛の不時着』はNetflixでしか配信されていないようで、日本のNetflix加入者は500万人程度とのことでした。
つまり『愛の不時着』は、この500万人の何割かしか観ていないということになります。
テレビの視聴率に換算すれば最高で5%程度、現実的にはその半分を遥かに下回ることでしょう。
一方、テレビ(NHK)で放送された『冬のソナタ』は、最終回の視聴率が関東地方で20.6%、関西地方で23.8%と大勢の人が観ており、実際に大きな話題になったという感覚があります。
第2次韓流ブームとなるK-POPブームの立役者である『KARA』や『少女時代』も、テレビで見ない日がないと言うほどの活躍をしていました。
それに比べると、第3次以降の韓流ブームは明らかに弱いのです。
『TWAICE』はそれなりに話題になりましたが、日本人のメンバーも多く在籍していましたし、世間的には『TT』という楽曲が話題となった初期の流行以外で目立った活躍はしていないように感じます。
現在、世界的に人気を博しているK-POPグループの『防弾少年団』や『BLACK PINK』も、日本で見ない日がないなどという状況には全くなっておらず、むしろ見る日がほとんどありません。
このように、現在の日本は韓流ブームと言えるような状況は起きていないのです。
このような意見について、テレビに出ていなくてもインターネットでは話題になっていると主張する韓国人もいるかもしれません。
しかし、日本で韓流ブームが起こっていると主張する層(韓国に対する愛国心が強い層)は、日本のインターネットサービスは韓国のインターネットサービスより劣っていると主張する層とかなり重複しています。
つまり、日本ではインターネットで話題になっても本当の流行に繋がらないことを認めているわけで、結局の所、現在の日本では韓流ブーム起こっていないということです。
むしろ日本は他の国よりも韓国の芸能について話題になっていないとも思えます。
アカデミー賞を獲得した韓国映画『パラサイト 半地下の家族』も、『鬼滅の刃 無限列車編』の大ブームの前に忘れ去られている存在となりつつあります。
新型コロナウイルスの影響もあってか日本の芸能界も転換期が訪れているように感じ、韓国の芸能界が付け入る隙きは多分にあるように感じますが、ここ数年の日本と韓国における国民感情も相まってか、なかなか現在の日本では本格的な韓流ブームが起こりづらいようです。
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