東京都の新型コロナウイルス新規感染者が243人に上り、昨日に続き2日連続で過去最高を記録しました。
この事態を受け、国民の多くが早く緊急事態宣言を再発令すべきと感じているようで、ポータルサイトのYahoo!が行っているアンケートによれば、8割以上の人が緊急事態宣言を再発令すべきだと答えています。
私もこの意見に賛同します。
一方で、そんなことをしたら日本は大きな経済的損失を負い、もっと別の問題が起こると考える人もいるでしょう。
しかし私が考える新型コロナウイルスの対策は少し違います。
私が考える緊急事態宣言は、早く発令する代わりに解除も素早く行うという方法です。
感染対策は実行と効果に時間的ズレが生じるので、感染拡大が明確になる前に緊急事態宣言などといった強い対策を行い、収束を待たずに解除してしまうのです。
人を介して伝搬していく感染症の対策は、早ければ早いほうが効果が高いに決まっています。
過去のデータから感染拡大の兆候は予測がつくわけですから、先回りして緊急事態宣言を発令し、感染者数の明確な減少がなくとも時間差で効果が表れるはずなので、解除も先回りして行います。
具体的には2週間に限定した緊急事態宣言を発令し、効果があるなしにかかわらず解除、問題があればまた2週間の緊急事態宣言、これを繰り返します。
これは新型コロナウイルスの感染を収束させるための対策でなく、あくまで感染ペースをコントロールするという考えによるものです。
1度発令したら1か月以上解除ができない現在の緊急事態宣言より、経済的損失もよっぽど少ないと思います。
今のように経済活動を優先しギリギリまで緊急事態宣言を発令しないという方針では、感染による死者数も当然増えますし、場合によってはヨーロッパの多くの国アメリカが陥ったような“新型コロナウイルスの感染ペースをまるでコントロールできないような状況”にもなりかねません。
経済活動と感染症対策を同時に行うのなら、早い段階での緊急事態宣言を発令と解除を行う方法がもっとも適しているかと思います。
そしてこれこそが、本当の『withコロナ』になるのではないでしょうか?
今、政府や東京都が行っている対策は『withコロナ』ではなく、ただの“コロナ無視”です。
そのコロナ無視がどうにもならなくなったら今度は経済無視の対策を行う、これでは全く『withコロナ』とは言えません。
以上、政府も自治体も、もう少しワクチンのない段階での新型コロナウイルス対策を真剣に考えてほしいと思います。
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