新型コロナウイルスは一時的な収束をすることはあっても、永久的に終息する見込みは立っておりません。
おそらく今後は、新型コロナウイルスが一定の危険度を伴ったまま当たり前にある世界がやってくるものと思われます。
季節性インフルエンザよりも致死率が多少高く感染力が圧倒的に高い、更には季節に関係なく流行するウイルス感染症が当たり前にある世界です。
その代わり新型コロナウイルスが当たり前にある世界では、季節性インフルエンザがほとんど消えてなくなるかもしれません。
ここ2年、季節性インフルエンザは一切流行しませんでしたが、これが新型コロナウイルスのウイルス干渉によるものなら、新型コロナウイルスが当たり前にある世界では季節性インフルエンザの流行は起きないものと考えられます。
ただ、このことについては科学的な確証は得られておらず、新型コロナウイルスへの各種対策(マスクの着用や手の消毒など)によって季節性インフルエンザの流行がなくなったのなら、当然、その対策をやめれば季節性インフルエンザも流行することになります。
いずれにせよ、新型コロナウイルスが当たり前ある世界では、高齢者が新型コロナウイルスに感染して亡くなることが当たり前となり、今よりも平均寿命が短くなるかもしれません。
季節に関係なく流行する新型コロナウイルスは、年に3回ほど流行すると考えられ、10年に30回流行することになります。
この回数の感染を完全に回避することは難しく、高齢者が新型コロナウイルスの感染で亡くなるというケースが多発することは確実です。
だからといって、新型コロナウイルスが流行する度に緊急事態宣言などといった行動規制を続けるわけにもいきません。
終息する見込がないのなら、新型コロナウイルスとの上手い付き合い方を考えていく必要があります。
新型コロナウイルスは高齢者の致死率の高い傾向がかなり強くなっているので、高齢者が恒久的に新型コロナウイルスの感染を避けられる社会的なシステムを築く必要があります。
高齢者に対するワクチンの接種はもちろん、新型コロナウイルスが流行したら役所や病院や店舗などで、高齢者とその他の人が使う時間に分けるなどの対策が必要になってくるかもしれません。
致死率の低い若い世代は、感染することで抗体を作り流行を抑える以外にないでしょう。
そういった感染している人と、感染していない高齢者がなるべき接触しないような社会的なシステムをいち早く作るべきです。
あるいは、高齢者の致死率が下がるような治療体制(感染者に対する早期治療など)を築くことのほうが効果的なのかもしれません。
というよりも、新型コロナウイルスの流行から2年半が経って、そういった社会システムや医療体制が構築できていないことが問題と言えます。
またそもそもの話として、感染拡大を抑える『マスクの着用』、『手の洗浄・消毒』、『空気入れ替えのための換気』などといった感染症についての当たり前な対策も必要で、今まで以上に感染症への意識を高め行動していくことも大切です。
無計画に新型コロナウイルスは風邪と同じだなどと言って対応を誤ると、本当に大勢の高齢者が亡くなることは今までの経験からも明らかです。
出来得る限り通常の生活に戻したいというのなら、兎にも角にも高齢者を守る対策を行い、新型コロナウイルスによる死者数の増加を防ぐ以外に道はないかと思います。
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