新型コロナウイルスの感染が広がる中、日本人はなぜ花見をするのかということが海外の反応サイトで話題になっていました。
確かに3月20日から3月22日までの3連休で多くの日本人が花見に出かけました。
そもそも花見とは読んで字のごとく『花を見る』行為のことですが、実際に日本人が考える花見とは3月から4月に咲く桜の花を見ることで、特にソメイヨシノという品種の桜を見ることを指します。
この桜を見る花見に対し、海外の人は毎年咲くのだから今年は無理に桜を見なくてもいいのではないかと疑問に感じているというわけです。
確かにその通りなのですが、日本人にとって花見は単純に花を見る行為ではなく、年中行事的なイベントや祭りごとになっています。
つまり日本人にとっての花見とは、西洋人的な感覚で考えるのならクリスマスと同じようなものなのです。
そもそも花見とは、(桜の下で)人が集まってお酒を飲んだり料理を食べたりすることがメインで、もっとハッキリ言ってしまえば桜はおまけでしかないとすら考えられます。
日本では1年が春から始まりという考えが深く定着しており、年度を4月1日で区切っています。
そのため桜が咲くころは卒業や入学・入社などといった人生の区切りと重なり、花見が文化的にもとても大事な位置づけとなっているのです。
これを中止にすると言うのは、日本人にとってはかなり苦渋の決断を要することでしょう。
おそらく『花見』という日本語の訳す際の誤解で、外国人は花見を単に花を見る行為と想像している人が多いのでしょうが、日本人にとって花見は単に花を見るだけのものではなく、文化や社会的にも重要な位置づけになっているということ知っていただきたいと思います。
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