ウクライナとロシアの戦争に関して日本維新の会所属の参議院議員である鈴木宗男氏が、イランによるロシアへの武器提供を批判したウクライナに対し、自分たちもアメリカやNATOから武器の提供を懇願していると、ウクライナの姿勢を批判しました。

鈴木宗男氏がウクライナとロシアの戦争についてウクライナを批判、あるいはロシアを擁護する姿勢は、開戦当初から一貫しています。
彼の主張は、お互いが戦争行為をしているのだから、ロシアばかりが非難されるべきではなくウクライナも同様に非難されるべきだというもので、今日まで何度もこういった主張をしてきました。
この意見は正しいようにも思えますが、実際は全くもって正しくありません。
なぜなら、ロシアがしていることは他国への侵略戦争で、ウクライナがしていることは自国の防衛戦争なのです。
ロシア軍は、開戦当初から紛争地域のある領土以外のウクライナも攻撃対象としており、民間人や民間施設をも攻撃しています。
しかも宣戦布告もなく、奇襲攻撃として戦争を開始しました。
一方のウクライナ軍は、紛争地域を除くロシアの領土に対する攻撃は行っていません。
仮に隣同士の家で揉め事があり、どちら側の主張にも正しい部分・間違った部分があったとしても、いきなり武器を持って家に乗り込んできたら、それはもう一方的な犯罪行為なのです。
もちろん襲われた側の家主は必死で家族を守りますし、その際の反撃には正当防衛が認められます。
ロシアとウクライナの揉め事に対しウクライナ側に非のある部分もあるのでしょうが、だからといって現在のロシアが行っていることに擁護される面などはまったくないのです。
そして日本維新の会は、開戦後8ヶ月にも渡りロシアを擁護してウクライナを批判するという発言を繰り返す所属議員を、何の処分も下さずに放置し続けています。
これは、統一教会と深く繋がっていた自民党と同レベルに異常なのではないでしょうか?
それとも、日本維新の会もウクライナとロシアの戦争について、ロシアを擁護しウクライナを批判するという考えなのでしょうか?
私は、日本維新の会が上記してきたような鈴木宗男氏の発言に対し今日までダンマリを決め込んでいる時点で、十分すぎるほどの異常性を感じます。
これは日本の防衛論にも関わる問題なので、日本維新の会には、ぜひ党としての公式見解を示してもらいたいものです。
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