変化を求めない現在の日本人(特に若者)について

政治
この記事は約4分で読めます。

突然ですが、以下の数値は何を示しているでしょう?

2年6ヶ月
16年8ヶ月~

これは、同じ秋元康が関わったアイドルグループである『おニャン子クラブ』と『AKB48』の活動期間です。
今年で解散して35年が経過するおニャン子クラブは、未だにメディアで語られることが多いのですが、活動時間は2年半しかありません。
一方、AKB48の現在の人気は落ちるところまで落ちていますが、今でも活動継続中です。
おニャン子クラブが流行った時代なら、AKB48はとっくに解散し運営者は次の新しいもの作ろうとしたはずです。
しかし今の時代は、新しいものを作るより、今あるものをどれだけ長持ちさせるかのほうに重点が置かれているような気がします。

これは芸能に関することだけではありません。
例えば、週刊少年ジャンプに連載されている『ONE PIECE』は、少年誌掲載のストーリー漫画なのに単行本で100巻を超える長期連載となっています。
同じ時代に描かれた『NARUTO』は72巻、『BLEACH』は74巻でそれぞれ完結しましたが、いずれも長い連載で少年漫画なのに読者が少年の内に終わらないという状況でした。
他誌をみても、週刊少年マガジンの『はじめの一歩』も週刊少年サンデーの『名探偵コナン』も100巻を超える長い連載となっています。
1980年代に流行した『キン肉マン』は36巻、『北斗の拳』は27巻、『キャプテン翼』は37巻、『タッチ』は26巻で完結し、作者は次の作品を描きはじめました。(キン肉マンの作者・ゆでたまご、キャプテン翼の作者・高橋陽一は、現在それぞれキン肉マンとキャプテン翼の続編を描いているが、最初の連載終了後は別の作品を描いていた)
しかし現在は、最初にヒットした作品の1作品をできるだけ長く連載し、それっきり他の作品は描かないという漫画家が増えています。
昔なら、1人の漫画家が多数の作品を残すことが当たり前でした。
手塚治虫、藤子不二雄、赤塚不二夫などは、有名な作品が数え切れないほどあります。
しかし尾田栄一郎にはONE PIECEの1作品しかヒットした作品はないのです。

以上のように、今はある程度の人気(あるいは収入)を維持することを目標にすることが多く、変化を求めない・挑戦をしないしない人が増えているように感じます。
バブル崩壊以降、日本の経済が長年伸び悩んでいることも、こういった日本人の行動心理が影響しているように思えます。
しかも、こういった日本の傾向は若者ほど強くなっているのです。
長期間にわたって政権を担っている自民党の支持率は、若者ほど高いというデータが前回の参議院選挙で明らかになりました。
ずっと変化を求めないような空気感で生きてきたので、そうなることも当然なのかもしれませんが、本来の若者はもっとも変化を求め何かに挑戦するべき存在なはずです。

現在、自民党と統一教会の問題が大きく取り沙汰されていますが、自民党の政党支持率は思ったより下がっていません。
安倍晋三元首相が歴代最長の内閣総理大臣務めたことも含め、政治的にも日本人が変化を求めなくなってきている様子が伺えます。
昔は政治的な不祥事があった際に、もっと劇的に支持率が下がった印象があります。
森喜朗元首相なんて支持率が9%まで落ち込んでいました。
安倍元首相には、森友学園、加計学園、桜を見る会の不正会計、黒川検事総長の人事問題など、様々な政治的な疑惑がありましたが、支持率は思ったより下がらず、選挙でも自民党の圧勝が続きました。
結果、今回の統一教会の問題について、自民党の中には公然と関係があったことを認めたり、何が悪いかわからないと発言したりと、開き直っている議員が多数いるのです。

この空気感はとても危険に感じます。
政治が間違った道に進んでも、変化を求めないようになったら民主主義国家として終わりも同然です。
そうならないためにも、現状に疑問を感じ、時には変化を恐れない気持ちを持つことも必要でしょう。
特に若者には、何かに挑戦する気持ちを忘れずに持ち続けてほしいと思います。

スポンサーリンク

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました