夜の街で働く人に新型コロナウイルス感染者が多いという嘘

社会
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現在、日本では新型コロナウイルスの流行第二波が起こっています。
今回の流行では、前回の流行時にそこまで注目を集めなかった若者や接待を伴う夜の街関連の感染拡大が増えているとされていますが、それは本当なのでしょうか?

日本最大の歓楽街がある新宿区は、新型コロナウイルスの感染が確認された場合に10万円の見舞金を払い、夜の街で働く人に対し集団的にPCR検査を実施しました。
小池都知事は7月9日に行われた東京都のモニタリング会議で、新型コロナウイルス感染者の数が増えた理由を、新宿や池袋など夜の街関連で集団検査が実施された結果だと説明しています。
つまり、夜の街関連で感染者が増えている理由はそこを重点的に検査をしただけの話であり、若者感染者が増えた理由は夜の街関連で働いている人のほとんどが若者だからという極めて単純な理由と思われるわけです。

結局、今回の新型コロナウイルスの流行で若者や夜の街が取り沙汰されたのは、夜の街という叩きやすいところ、正確には叩いても問題になりにくいをところに責任を押し付けて、他の場所は大丈夫だから経済を回していこうという論調を作ろうとした姑息な戦略であったと想定されます。
そして、今はもう感染者全体に占める夜の街関連者の割合は多くなく、昨日の東京都における新型コロナウイルス新規感染者のデータでは239人中14人しか夜の街関係者がいないにもかかわらず、未だに一部のメディアでは夜の街関連の感染者が多いかのように報道しているのです。
239人中14人となると、もはや分けている意味があるのかも疑問に思うレベルで、ここまでくると行政やマスコミが積極的に職業差別を行っている言っても過言ではない状況となっています。
一方、昨日の経路不明感染者は144人と夜の街関連の10倍以上の数値です。
これは市中での感染が広がっているという意味で、その原因の1つには、夜の街が危険であるという嘘の報告を行ったツケが回ってきたということもあるのでしょう。

以上、行政は新型コロナウイルスに関することを国民にちゃんと報告してほしいですし、メディアにはちゃんと報道する義務があるかと思います。

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