北朝鮮の大陸弾道ミサイル発射により5年ぶりにJアラートが発令されましたが、このJアラートについて議論が起こっているようです。
5年前にミサイル発射によるJアラートが発令された際は、対象となった範囲が広すぎて混乱を招いたことから、現在は位置情報の正確性を重視しているそうなのですが、その結果、発令までの時間がかかり過ぎて10月4日に出されたJアラートはミサイルが通過した後に発令されていました。
これでは、議論が起こることも当然です。
私は、現状においてミサイル発射を由来とするJアラートは必要ないと思っています。(研究・実験などは必要だが)
このような警報は、日本国民が必要性を感じているかどうかだ1番大事と言えます。
緊急地震速報や津波警報の必要性は感じているかもしれませんが、ミサイル発射によるJアラートの必要性を日本人が感じているとは思えないのです。
北朝鮮が何の前触れもなく日本の国土にミサイルを落とすとは考えにくく、実際にミサイル発射に関するJアラートが発令されても本気で逃げている日本人が多数いるとは思えません。
つまり現状では、ミサイル発射によるJアラートを日本人が必要としていないと考えられるわけです。(ちなみに当記事は、ポーランドにウクライナのミサイルが落ちる前に書いた記事となります)
これに関連するのですが、私には前々から必要性に疑問を感じていたものがあります。
それは、震度3以上で発せられる地震速報です。
自分の記憶では、阪神大震災以降に日本で起こる震度3以上の地震が起きるとテレビなどで必ず速報が流れるようになったと思うのですが、震度3の地震で速報を出す必要が本当にあるのでしょうか?
現在の日本において最大震度3の地震で被害が出ることは、まず考えられません。
震度4でも、まず被害はないでしょう。
以上のことから考えるに、地震速報を発表するにしても、震度5(最低でも震度4)からで十分なように感じます。
地震速報を出しすぎた結果、誰も気に留めず、むしろ邪魔だとすら思っている人も多い現状は本末転倒もいいところです。
東日本大震災の津波で避難が遅れたことも、津波警報が出ても実際に何も起きないということが繰り返された結果、人々が津波警報をあまり気にしなくなっていたという要因が大なり小なりあったと思います。
早い話が、警報は本当に危険な状況で出さないと逆効果になってしまうということです。
おそらく万が一のことを考えて、危険性が低い段階から警報を出しておいたほうが良いだろうという日本の役人的な思考から決められたのでしょうが、その結果、現在の日本には無駄な警報が増えているような気がします。
イソップ童話の有名な話に『オオカミ少年(別名:嘘をつく子供)』というものがありますが、震度3からの地震速報には、この童話と同じようなものを感じます。
警報のあり方にはいろいろな議論があるでしょうが、とりあえず震度3で出される地震速報はいい加減やめてもいいのではないでしょうか?
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