安倍元首相の国葬問題について思うこと

政治
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安倍晋三元首相の国葬が明日に迫っています。

安倍元首相が亡くなられた当初、私はこの国葬について賛成も反対もしないという意見でしたが、その後に発覚した事実を踏まえると、とても賛成できる気持ちにはなれません。
多くの日本人が私と同じような感情を抱いているらしく、安倍元首相の国葬を賛成する人は日に日に減り、FNNによる直近の調査によると賛成31.5%・反対62.3%、毎日新聞と社会調査研究センターの調査によると賛成27%・反対62%と、いずれも国葬に反対する人が賛成する人の倍以上の数値となっています。
おそらく国葬をするかしないかの調査で、安倍元首相以上に賛成が多くなる日本人は山のようにいるはずです。
そもそも日本国内において55年間も行われていない国葬をすると言うのなら、国民の80%ぐらいが賛成するような人に対してのみ行うべきなのに、半数の人すらも賛成していない人に対して国葬を行うと言ったら批判が集まるのも当然の話です。

こういった状況もあり、岸田内閣の支持率は産経新聞とFNNの世論調査では42.3%、毎日新聞と社会調査研究センターの世論調査に至っては29%と、いずれも内閣発足後最低の数値となってます。
これは、岸田首相が国会の承認を得ず、安倍元首相が亡くなってすぐ感情の赴くままに国葬の実施を決めてしまったことが原因で、今や内閣を揺るがす問題にまで発展しています。

このような世論を受けてか、国葬の賛成派は『故人は静かに送るべき』という意見を言う人がいるようですが、この意見については1mmも理解できません。
故人を静かに送りたいのなら親族だけで目立たずに葬儀をすればいいわけで、国葬なんてもっとも故人を騒がしく送る手法と言えます。
そんな騒がしくなる葬儀を選んでおきながら、『故人は静かに送るべき』はないでしょう。
この主張は、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の創設者である西村博之氏、フジテレビ解説委員の平井文夫氏、自民党の二階俊博元幹事長などが行っているのですが、あまりにレベルの低い意見で、彼らは幼稚園ぐらいから勉強をし直したほうがいいと思われます。

個人的に、私は政治家については国葬を行うべきではないと考えています。
例え話として、プーチン大統領が今日亡くなればロシアで国葬が行われる可能性が高いはずです。
ナチスのヒトラーも、1944年に病死していたら確実に国葬が行われたはずです。
しかし世界的に見て、彼らのことを評価する人は決して多くないでしょう。
安倍元首相は亡くなり方が特殊だったので、ある程度は国葬に賛成する気持ちもありましたが、その後に発覚した統一教会との関わりを考えれば賛成する人が少数派になることも当然の話です。
結局、政治家の評価は後年になってからでないと不可能な部分が大きく、国葬などは国民から幅広く愛された著名人などに限定して行うべきかと思います。

いずれにせよ、明日、日本では国民にもっとも支持されないであろう国葬が執り行われるようです。┐(´д`)┌ヤレヤレ

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