韓国で反日・反安倍のデモが毎週行われ、回を増すごとに規模が大きくなっています。
しかし、韓国のデモとは比べ物にならないほど大きな騒動になっているのが香港でのデモです。
香港でのデモ活動は、デモ隊が議会を占拠したり、警察が催涙ガスを放つなど、まるで映画の世界かと思うようなことが現実に起きています。
そもそも、香港でなぜこのような激しいデモが起きているのでしょうか?
香港のデモのきっかけは、逃亡犯条例の改正案を巡る中国本土側の香港行政と住民との対立にあります。
逃亡犯条例の改正案は、元々台湾で起きた殺人事件における犯罪者の引き渡しが発端になって起こった議論でしたが、しかし香港住民は、反中国の活動家などが中国本土に引き渡されることを懸念して、強く反発しているのです。
この問題で最初のデモが起きたのは3月31日だったので、香港ではもう5か月近くもデモが続いていることです。
この香港のデモに強く反応しているのが台湾で、来年1月に差し迫った台湾総統選挙にも大きな影響があることでしょう。
現在の台湾では、中国の著しい経済発展のためか親中派が勢力を増しているのですが、香港のデモ見て、またはそれに伴う中国政府(または中国政府寄りの香港行政)の姿勢を見て、やはり中国とは一緒にやっていけないという考えが広まり、台湾独立派が勢力を盛り返しているようです。
中国もこれに呼応するかのように、台湾への個人旅行客の許可を今月から当面中止するなど揺さぶりをかけています。
このように、香港のデモが中台関係にも影を落とす結果となっています。
日本にいると、どうしても韓国との問題ばかりに目を奪われ、私自身も韓国ことを多く書いているのですが、現在の東アジアで1番大きな問題は香港のデモであることは間違いないでしょう。
香港デモ、米中貿易摩擦、そして日韓の関係悪化、東アジアは正に今、混迷の時代を迎えようとしているのかもしれません。
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