YouTubeを規制する中国は正義なのか悪なのか?

国際
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前回、中国のTPP加入問題に絡めて中国国内の知的財産問題を書きましたが、今回は逆の意見を書いてきたいと思います。

今年の7月にAdoの『うっせぇわ』を聴いた感想を記事にしましたが、そのAdoに関連した動画をいろいろと見ている過程で、以下のような動画を多数目にしました。
※著作権違反の恐れがありますので、動画はリンク先で御覧ください。

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上記の動画は、日本語を話せる外国人が、自分の動画内に日本に関わる他人の動画を埋め込み感想を述べるという形式になっています。

この手の動画を最初に目にしていたのはYouTube内で無料公開されているミュージックビデオを埋め込めたもので、YouTubeでは楽曲の再利用時でも著作権者の収益になるためまだ許せる範囲だったのですが、調べてみると日本人歌手がテレビ番組で歌っている動画や日本のコント番組やバラエティ番組までも自身の動画に埋め込んでいるのです。
当然、テレビ番組などの動画は違法コンテンツとなります。
外国なので日本の著作権法が及ばないのかもしれませんが、中には日本に住んでいる外国人までもがこの手法で動画を作っているようです。
それも1人や2人ではなく、ものすごい数の人がこういった動画を公開しているため、おそらくこれはYouTube内で新しい動画の手法として一種の流行化しているのだと思われます。
こんなことでお金を大量に稼いでいるのだとしたら、毎日会社に通うのがバカらしくなってくるという人も多数いることでしょう。

YouTubeは、おそらく世界最大の著作権違法サイトです。
そして中国はこんなYouTubeを国内で使用禁止にしています。
前回の記事で中国は知的財産権などへの意識が低いことを指摘しましたが、

世界最大の著作権違法サイトを規制する中国
世界最大の著作権違法サイトを容認する国

では、どちらが著作権に対する意識が高いと言えるでしょうか?

もちろん、中国がYouTubeを規制したのは著作権の問題ではなく民衆を統制するための情報規制なのですが、結果的に世界最大規模の著作権違法サイトを排除した数少ない国家となっていることは間違いありません。
実際には、中国国内のネット内でも違法コンテンツは横行しています。
しかし、違法動画でお金を稼ぐことが常態化しているYouTubeを排除していることも事実なのです。
そう考えた場合、正しいのがどちらかわからなくなります。

新型コロナウイルスの対応についても、中国は一党独裁政権の強みを活かせて人権を無視するような強権的な手法で対処し、世界でもっとも感染を抑えた国家の1つとなりました。
アメリカなどは現在に至っても新型コロナウイルスによる死者数が1日1000人超と一向に収まりを見せていません。
この点についても、どちらの国が正しいことをしているのかよくわからない状態となっています。

少なくとも、短絡的に中国=悪と考えることは完全に間違いと言えるでしょう。

以上のような状況から、経済発展だけではなく上記したような倫理観においても中国は自信をつけはじめており、これからの国際社会で中国は自分たちの考える新秩序を他国に対して推し進めていくものと思われます。

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