何でもありのAKBですぜ
引用:曲名『チ一ムB推し』 作詞・秋元康 作曲・吉野貴雄
これは、AKB48の劇場公演曲である『チームB推し』の歌詞の一部ですが、AKB48グループといえば今までのアイドルでは思いもつかないような突拍子もないことをすることで有名です。
しかし近年は、それが先行しすぎて堅実な運営ができないなどといったマイナス面が目立ってきているように感じます。
例えば、AKB48グループが拠点としている場所を見てください。
AKB48=東京都秋葉原
SKE48=名古屋市栄
NMB48=大阪市難波
HKT48=福岡市博多
AKB48グループは、以上の順に結成されました。
どの拠点も日本を代表する大都市であり、アイドルという芸能活動をするのに適していると言えるでしょう。
そして普通に考えて、次のAKB48グループは仙台か札幌あたりにできると多くの人は思ったはずです。
しかし実際にできたのは新潟市を拠点としたNGT48でした。
このように、AKB48グループは周囲の予想や常識を外してくるがよくあるのです。
更にその次にできたAKB48グループは瀬戸内海を拠点に船内で劇場公演を行うというSTU48で、ここまでくると何が何だかわからないレベルといっても過言ではありません。
山口真帆襲撃事件に対する第三者委員会の報告書には、あまり都会とは言えない地方都市の新潟市にアイドルグループを作ったことが問題の一因になっている指摘されており、新潟市にAKB48グループを作るというのはさすがに無理があったと指摘せざるを得ないでしょう。
AKB48グループは結成14年目となり、グループもメンバーも大幅に増えたのですから、もっと土に根を張った運営をしていかなければなりません。
しかしAKB48グループ運営陣はいつまで経ってもサプライズ志向が抜けきらず、相変わらず突拍子のないことを行っているように感じます。
AKB48が世に出始めた頃はこのサプライズ志向がメディアでもよく取り上げられ、ブレークの原動力にもなりファンも喜んでいた傾向がありましたが、近年は飽き飽きしているファンも増えてきているようです。
AKB48グループは組織が大きくなり歴史も重ねてきたのですから、もっと堅実な運営の方向にシフトするべきなのではないでしょうか?
今回のNGT48にまつわる話は運営陣による対応の不味さに集約されるわけですが、結局、常識を壊すことを重視し堅実な運営をしてこなかったツケが回ったのではないかと私は思います。
以上、AKB48グループ腐敗の温床の第4弾として『サプライズ志向重視路線』について考えてみました。
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