AKB48の人気メンバーである岡田奈々さんと、2.5次元俳優の猪野広樹さんの熱愛スキャンダルを文春オンラインが報じました。
この問題に対し、グループの総監督(リーダーのようなもの)である向井地美音さんが『恋愛禁止』というルールを考え直す時代が来たとTwitterで発言し、多方面で話題になっているようです。
個人的には、AKB48メンバーの恋愛が解禁されても一向に構わないですし、ももいろクローバーZの高城れにさんが結婚後もアイドル活動を続けるように、アイドルの在り方に変化があってもいいと思っています。
ただ、AKB48(類似のアイドルを含む)のメンバーは大きな勘違いをしているように感じます。
AKB48メンバーは、恋愛禁止というルールを自分たちの行動に制限を設ける規則と思っているようですが、恋愛禁止はAKB48にとって1つの武器なのです。
AKB48が歌やダンスで勝負するアイドルと言えるでしょうか?
もしそうなら、他のアイドルグループ、特にK-POP系のアイドルグループに勝てるわけがありません。
AKB48は、『会いに行ける』、『成長を見せる』などのコンセプトのもと、ファンと密接な関係を築くことで人気を得たアイドルグループです。(新型コロナウイルスの影響で、このコンセプトの維持に四苦八苦しているようだが)
もっとわかりやすい言葉で言い表すなら、AKB48はファンに媚びることで人気を得てきました。
こういったアイドルにとって、『恋愛禁止=恋愛をしない宣言』はファンからの応援を得やすくなる大きな要素なのです。
AKB48に加入したばかりのメンバーが、いきなり彼氏がいますと宣言したら、まずファンがつくことはないでしょう。
柏木由紀さんのような加入16年目で30歳を超えるようなメンバーならまだしも、恋愛解禁だといってメンバーが自由に恋愛を公言し始めたら、AKB48の人気がガタ落ちになることは目に見えています。
ただでさえ人気低下が顕著になってきているAKB48グループが、新型コロナウイルスの悪影響に加えて恋愛禁止という武器まで捨ててしまったら、グループの継続すらも危うくなるのではないでしょうか?
いっそうのこと、メンバーを5人ぐらいに絞って歌とダンスで勝負するグループへと鞍替えしたら面白いかもしれませんが、それはもうAKB48ではありません。
また、岡田奈々さんの恋愛スキャンダルを機に恋愛禁止が解除されたら、恋愛スキャンダルで辞めていった元メンバーの処遇との整合性がとれていないという問題も発生します。
岡田奈々さんは、AKB48加入直後に三銃士と呼ばれる同期3人セットで売り出されましたが、その内の2人は恋愛スキャンダルの影響でAKB48を去っており、岡田奈々さんを特別扱いしたら不満を持つ人も出てくるはずです。
いずれにせよ、AKB48は大きな岐路に立たされています。
その岐路は、恋愛を解禁するかしないかではなく、解散をするかしないかという究極の2択なのかもしれません。
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