48チーム出場となったサッカーW杯のグループリーグ・決勝トーナメント仕組み改善案

スポーツ
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次のサッカーワールドカップ(2026年大会)から出場チームが48チームに増え、グループリーグや決勝トーナメントの仕組みが議論されていました。
当初は、3チーム制のグループリーグを16個作り32チームが決勝トーナメントに進出する方式で話が進んでいたようなのですが、3チーム制のグループリーグは様々な問題があり、その点については過去に記事を書いています。

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結局、3チーム制のグループリーグは問題点が多いため、今年の3月に4チーム制のグループリーグを12個作る方式が決まりました。
決勝トーナメントの進出を32チームにする案は維持されたため、グループリーグの2位までは自動的に決勝トーナメントに進出し、3位のチームも12チーム中8チームが進出できます。
出場48チームのうち3分の2のチームが決勝トーナメントに進出するため、グループリーグが今までよりも盛り上がらなくなることは確実です。
ただでさえ出場チームが増えて地域予選の盛り上がりが欠けるようになったのに、ワールドカップ本番のグループリーグも盛り上がらないのではワールドカップそのものの人気低下に繋がってしまうかもしれません。
そもそもこの方式は、試合数も大幅に増えて(64試合→104試合)ワールドカップの価値が下がるとの批判もあり、様々な問題をはらんでいることは間違いないでしょう。

そんな48チーム出場となったサッカーワールドカップの問題について、解決案を考えたのでここで発表したいと思います。

まず、4チームのグループリーグを12個作ります。
ここは今回定められた制度と同じです。
そこから1位のチームが16チーム出場の決勝トーナメントに進みます。
残り4チームの決勝トーナメント出場チームは、グループリーグで2位だったチームの中から勝ち点や得失点が上位だった8チームが『決勝トーナメント進出戦』を行い、勝ったチームが決勝トーナメントに進出とします。

グループリーグ2位の上位4チームだと、抽選で決められたグループリーグの構成による有利不利の差が大きすぎるので、8チームにして2位となった4分の3のチームは『決勝トーナメント進出戦』に進むことができるようにしました。
今までの出場32チーム8グループリーグの方式ですと、グループリーグの1位と2位の差がほとんどないため決勝トーナメントに進出すればなんでもいいという発想になりやすく、2018年のロシア大会で日本代表チームがグループリーグ最終戦でボール回しを行ったのもこういったルールが原因です。
しかし、私が考えた案だと2位通過では決勝トーナメントに進めない可能性もある他、日程的にも厳しくなるので、グループリーグは1位通過がかなり有利となります。
つまりグループリーグの試合結果が今以上に重要となり、グループリーグの試合から注目が集まるわけです。
逆に2位通過から優勝すれば、ドラマ性があって感動を呼ぶかもしれません。

この方式では決勝トーナメント進出のバランスが歪になるので、トーナメントの配置は抽選となります。
2位通過のチームは分散する形で配置し、それ以外を1位通過のチームが抽選する形です。
2位通過のチームと当たるほうが有利になるため不公平感は出てしまいますが、そのことで却って抽選は盛り上がるはずです。

まとめると

・出場チーム数は48チーム
・グループリーグの数は12グループ(4チーム制)
・決勝トーナメント出場数は16チーム
・グループリーグ1位は決勝トーナメント進出
・グループリーグ2位のうち上位8チームで決勝トーナメント進出戦を行う
・決勝トーナメント進出戦で勝った4チームは決勝トーナメント進出

ということになります。

FIFA関係者がこのブログを見ているとは思えませんが、ぜひ検討のほどお願いします。

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