2026年W杯のグループステージ3チーム制に対する懸念

スポーツ
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サッカーW杯の出場チーム数は、今回のカタール大会までは32チームでしたが、次回のアメリカ・カナダ・メキシコ大会からは48チームとなることが決まっています。
試合の構成は、試合数の極端な増加を防ぐ方法として、グループステージを4チームから3チームに減らし、決勝トーナメントの進出を16チームから32チームに増やす案が有力視されているのですが、この方法が議論を呼んでいるようです。

もしグループステージを3チームにした場合、勝敗の結果は以下の6パターンしかなくなります。
※太字は決勝トーナメント進出の可能性あり
※赤字は決勝トーナメント進出決定

【パターン1】
2勝
1勝1敗
2敗

【パターン2】
1勝1敗
1勝1敗
1勝1敗

【パターン3】
2分け
2分け
2分け

【パターン4】
2勝
1敗1分け
1敗1分け

【パターン5】
1勝1分け
2分け
1敗1分け

【パターン6】
1勝1分け
1勝1分け
2敗

このように、3チーム制のグループステージでは高確率で得失点差の勝負が起こり、おそらく得失点差や総得点差で勝負がつかないことも多発すると想定されます。
現在、W杯のグループステージにおいて得失点や総得点でも差がない場合は、フェアプレーポイントというレッドカード・イエローカードの枚数で順位を決めていますが、サッカーではカードを良く出す審判と出さない審判がいることは周知の事実です。
そのためフェアプレーポイントによる勝負の決め方は公平とは思えません。
選手の力量ではなく審判の判断により重大なグループステージの順位が決まることに、大きな問題があることは誰の目から見ても明らかです。

もう1つ、3チーム制のグループステージには大きな問題があります。
それは、3チームという奇数でリーグ戦を行うことです。
3チームですと、試合をする2チームと試合をしない1チームに分かれるため、試合間隔による有利不利が出てきてしまいます。
更にグループステージの最終戦では、試合順が大きな問題となります。
3チームでリーグ戦を行うと、最後の試合前に1チームは既に試合が終わっている状態となり、残りの2チームで談合試合が起こる可能性が高くなるのです。(1982年のW杯では『ヒホンの恥』と呼ばれる問題が起こっている)
ただでさえ勝ち点が並んだ際(フェアプレーポイント)の有利不利があるのに、試合順でも得するチームと損するチームがあるのですから不公平感は相当なレベルにまで達してしまいます。
今回のW杯(カタール大会)を観ても、グループステージの最終戦は全チームが同時にやることが公平で1番盛り上がることは確実です。

こういった問題に対し、グループステージを4チーム制の12グループにして、上位1チーム+2位の成績上位4チームが決勝トーナメント進出にする考えもあるそうですが、これだと予選リーグだけで72試合となり、決勝トーナメントの16試合を含めると88試合もの試合数になってしまいます。
これは、最初に書いた3チームのグループステージ制(80試合)よりも多く、現在の32チーム出場制(64試合)と比べると24試合も多くなってしまうのです。
各国のリーグは試合中断期間が長くなるため試合数の増加はできるだけ抑えたい考えですので、この案はなかなか受け入れがたいものがあると思われます。
おそらく次のW杯は、どういった案を採用しても問題が出てきてしまうのでしょう。

FIFAは参加国を増やしてW杯を更に盛り上げたい(収益を増やしたい)考えと思われ、特に中国やインドなどといった人口の多い新興国を参加させたいのでしょうが、質の悪い試合が増えればW杯の価値が下がり、次第に盛り上がりに欠ける大会になってしまう恐れもあります。
私にはW杯の出場チーム数が増える問題の良い解決案は思い浮かびませんでしたが、W杯は世界的な大会ですので、どこかの天才が妙案を考えてくれることに期待したいと思います!

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