2019年6月18日22時25分、日本で大きな地震が起きました。
この地震については海外反応サイトでも話題となっており、世界各国から日本国民へ心配の声が挙がっています。
今地震の規模はM6.7、震源地は北緯38.6度、東経139.5度の山形県酒田市の南西50km付近、震源の深さは約14kmです。
このマグニチュードと震源の深さを単純に判断すれば、かなり大きな被害があってもおかしくありません。
では、ここで日本の近くで近年に起こった地震の規模をみていきます。
2017年11月15日に韓国で起こり大きな混乱をもたらした浦項地震は、M5.4で震源の深さは約9kmです。
2018年2月6日に台湾で起こり、12階建てのビルが倒壊するなどの被害があった花蓮地震は、M6.7で震源の深さは約10km。
そして今月17日に中国の四川省で起こった地震は、M6.0で震源の深さ約16kmとのことです。
※マグニチュードは、0.2の差でエネルギーが約2倍になります。
上記3つの地震の中で、韓国の浦項地震では死者はいませんでしたが、残り2つの地震では建物などが倒壊し10人以上の人が亡くなっております。
被害に遭われた方々には、この場をお借りしてお見舞いとご冥福をお祈りいたします。
一方、昨日、日本海で発生した地震では大きな被害はなく、本日の午前中までに高速道路や新幹線も通常運行となり、東京のテレビなども通常放送に戻っています。
このことには、いくつかの要因があります。
まず、今回の地震の震源が山形県鶴岡市の小岩川駅から西5km付近という海の下だったので、震源地の真下に建物があるようなことはありませんでした。
また、震源地近辺は日本の行政区分でいうところの県境に近い場所で、どの都市部とも適度に離れていたことが功を奏したようです。
以下で示す地図を見ると、震源地(赤い印)が山形県鶴岡市の中心街とも、新潟県村上市の中心街とも適度に離れていることがわかります。
ただし震源地から5km離れた沿岸部には集落もあるわけで、そういった場所では大きな被害があってもおかしくありません。
しかし今回の地震で人が住む建物の倒壊(全壊)もなく、被害は家具が倒れたり瓦が落ちた程度に収まっています。
重傷者も今のところ報告されていません。
このことは、日本の耐震技術の高さ示しています。
日本では大きな地震が起きても被害がほとんどないことが、海外では神話のように語られていました。
そういった日本の耐震神話も、阪神大震災や東日本大震災などといった大きな被害を伴う地震が日本で起き、崩れてしまったと感じている外国人も増えているようです。
しかし今回の地震被害などを見ても分かる通り、日本の耐震技術は極めて高いことがわかります。
今回の地震で日本の状況を深く心配してくださる外国人の方々も多いことでしょう。
そういった方々には感謝する一方、今回の地震で日本に大きな混乱は起きていないので、あまり心配なさらぬようお願いしたいと思います。
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