大阪府や愛知県のコロナ対策が見当違いな件について

社会
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大阪府の吉村洋文知事は、8月6日から8月20日までの間、大阪最大の繁華街『ミナミ』の中心部にある接待を伴う飲食店及び酒類を提供する飲食店に対し、感染症対策を行っている店舗には時短営業、対策を行っていない店舗には休業の要請を実施すると発表しました。
この対策について、私は非常に懐疑的です。
以下のデータをご覧ください。

【大阪府における新型コロナウイルス感染者数と経路不明者数】
7月15日:感染者 61人中 40人が経路不明
7月20日:感染者 72人中 46人が経路不明
7月25日:感染者132人中 80人が経路不明
7月30日:感染者190人中135人が経路不明
8月 2日:感染者194人中141人が経路不明

上記の通り、大阪府では新型コロナウイルスの流行第二波が発生した当初から経路不明者が感染の中心で、これが意味することは市中で感染が広がっているということです。
ですので、ミナミの中心部に限定した飲食店への休業や時短営業要請に大きな意味があるとは思えません。
もちろん、大阪一の繁華街であるミナミは人が多く密な状態が起こりやすいので、この地域に自粛を促す対策に効果がないとは言わないですが、その効果は極めて限定的かと思います。
愛知県でも、名古屋の繁華街である栄と錦に限定した対策が出されていますが、大阪の例と同様に大きな効果はないと思われます。
既に家全体が燃えてるのに、1番燃えてそうに見えるという理由で玄関だけをバケツの水で消そうとするバカはいません。
燃え広がってしまった以上、消防車による放水で家全体に大量の水をかけるか、燃えつくすのをただ待つしかないのです。

夜の街に対する対策で効果があったのは、東京の場合は6月の終わりまで、大阪や愛知の場合は7月の初めまでで、今はもうそういう次元ではないでしょう。
政府関係者や都市部の知事たちは、いい加減、夜の街で新型コロナウイルスが広がっている幻想を解いてください。
今、新型コロナウイルスの感染が広がっているのは、間違いなく市中なのです。
そして、市中感染が広がっている感染症を抑え込む方法は、外出自粛や徹底的な検査による感染者の隔離などといった全体的な対策しかあり得ません。

効果が見込めない対策にお金の使うことは非効果的ですので、大阪府や愛知県はもっと別の対策をしてほしいと思います。

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