『女芸人はなぜつまらないのか?』という、女芸人とそのファンから100%批判されるであろうタイトルを付けましたが、私がここで言いたいことは、お笑い賞レースにおける女芸人の活躍度の低さについてです。
具体的には、『M-1グランプリ』、M-1グランプリが休止中に行われていた『THE・MANZAI』、『キングオブコント』などといったお笑い界における大きなコンテストで、女芸人の成績が著しく悪いのです。(R-1グランプリは比較的女性が活躍している)
更に女芸人に限定したお笑いコンテスト『THE W』は、M-1グランプリやキングオブコントに比べて明らかに面白くありません。
ではここで、著名なお笑いコンテストにおける過去の女性コンビ決勝進出データをご覧ください。
M-1グランプリ:139組中3組(男女混合コンビ4組6回)
THE MANZAI:52組中0組
キングオブコント:108組中0組(男女混合コンビ2組)
このように、M-1グランプリやキングオブコントにおいて、女性芸人の活躍が著しく低いのは間違いありません。
女性の場合、ピン芸人が多いという事情を考えたとしても、この少なさは異常です。
この話、実はかなり単純な話なのかもしれません。
純粋な実力勝負の世界であるプロ将棋の世界において、女性の棋士は未だに誕生していません。
メディアなどに登場する女性の将棋棋士は、別枠で設けられた女性専門の女流棋士で、男女を別けていない本当の意味でのプロ将棋棋士は男性しかいないのです。
体力勝負のスポーツなら男女差があるのは当然ですが、頭脳勝負の将棋に未だ1人の女性プロ棋士も誕生していないということは、なかなか興味深い話かと思います。
このことは、男女における脳の違い的な部分も指摘されていますが、そんなことよりももっと根本的な部分に問題があるようです。
それは競技人口についてで、将棋をする人は圧倒的に男性が多く、女性の競技人口比率がかなり低くなっているのです。
これはお笑い芸人にも言え、お笑い芸人も圧倒的に男性が多くなっています。
つまり、女芸人がつまらないということは、単純に女芸人の少なさが要因と思われるわけです。
では、ここで2019年のお笑いコンテストにおけるエントリー数を見てみましょう。
M-1グランプリ:5040組
キングオブコント:2431組(プロ限定)
THE W:606組(人)
以上のエントリー数を見れば、『THE W』を見終わった後にM-1グランプリやキングオブコントよりもつまらない感じてしまうのも納得できます。
単純に考えて、5000組から厳選された10組と600組から厳選された10組でレベルが違うのは当然の話です。
1人だけなら特出した人物が現れる可能性もありますが、10組が出場する決勝大会(テレビ番組)を見るとレベルの違いは明らかとなり、『THE W』は女芸人のつまらなさを目立たす存在になってしまっているようです。
この状況を打開するには、お笑い芸人の女性比率を男性と同じレベルまで引き上げる必要がありますが、それはそれで難しく、やっぱりお笑い芸人は男の世界なのかと思います。
- 女子サッカーはなぜ面白くないのか?
- M-1GP2022におけるウエストランドのネタを徹底分析してみた!
- お笑いコンテスト(M-1グランプリなど)の審査方法改善案
- 最終章に入った『ONE PIECE』に感じる不安
- 2026年W杯のグループステージ3チーム制に対する懸念
- ベスト16で負けた日本代表への感謝一色に覚える違和感
- カタールW杯コスタリカ戦にみるチームスポーツの難しさ
- AKB48にとって恋愛禁止はルールではなく〇〇である!!
- 将棋棋士の社会性について(佐藤天彦九段ノーマスク問題の解説)
- AbemaTVと将棋界に対する苦言
- スラムダンクから感じてONE PIECEからは感じられないものとは?
- 大谷翔平は本当に1人2役の二刀流選手なのか?
- シリーズ上島竜兵③ お笑い芸人よ! 今こそ『うつ病』を笑いに変えよ!!
- シリーズ上島竜兵② 有吉弘行との関係とイジられ芸人の苦悩
- シリーズ上島竜兵① お笑い第3世代最高の芸人は『ダチョウ倶楽部』である!!
- eスポーツが盛り上がっている唯一の理由
- 里見香奈女流の棋士編入試験から見える将棋界の問題点
- 1三玉→3一金→9七銀にみる藤井聡太五冠の末恐ろしさ
- カーリングに対して感じる誤解や偏見について
- 矢野杏奈選手のクイーン位挑戦が決定!!
コメント
私は笑にある自虐や他虐が女性には合わないと思う見方が原因だと思います。自らの容姿を自虐に扱う女性お笑いタレントがおりますが、率直に自虐して欲しいと思えませんし、他人を虐げる姿ははっきり嫌です。この辺の男女への認識差が根っこにあるのではと思う次第です。