インターネットが出始めたときは、面白いサイトのURLを人づてに聞いて、それを直接入力し閲覧するなんていうことが当たり前のように行われていました。
その後、検索サイトが一般化すると自ら面白サイトが見つけ、積極的にブックマークに保存するようになりました。
しかし、今は完全に検索頼りになっていて、自分の見たい情報はその都度に検索するのが一般的になっています。
情報過多とまで言われるようになった現在は、検索すれば常にそれなりの情報が入るため、面白いサイトのURLを人づてに聞くことも、いちいち気に入ったサイトをブックマークに保存することもなくなってきています。
その結果、検索サイトの上位にさえくればいいという考えがサイト制作者の中に広がり、サイト内で書かれている内容の正確さや良し悪しがあまり考慮されなくなりました。
こういった背景のもと、フェイクニュースは生まれています。
フェイクニュースの裏にはロシアや中国の工作員が暗躍しているなどという話もありますが、問題の根本は現在の検索依存型となったネット社会にあるのです。
以前書いた『検索サイトはGoogleよりBingの方が正確な情報が得られる? 検索エンジンの比較について』の記事の中で、Googleは内容よりもサイトの強さで検索順位を決めていると指摘しましたが、これも過度に検索重視となった現在におけるネット社会の障害と言えるでしょう。
日本で近年多くなったネット右翼も同じようなところがあり、保守系のサイトは多数とは言えない意見を多数に見せかける傾向があります。
以上のように、この問題は奥が深く単純に解決できるようなものではありません。
そして、このように事実が歪められるようになった現在のネット社会において必要なことは、サイトを見る側の情報を精査する力です。
場合によっては、ネットには嘘や誇張がつきものであるという割り切りも必要かもしれません。
以上、当ブログはフェイクニュースなどではなく、事実に基づいた記事を投稿していきたいと思います。
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