皆さん、インターネットの検索はどこのものを利用していますか?
おそらく、GoogleかYahoo!と答える人が多いかと思います。
日本の検索サイトのシェアはGoogleとYahoo!の2サイトが圧倒的に強く、ほぼこの2つのサイトが独占している状況です。
しかし、実はこのGoogleとYahoo!、検索エンジンは全く同じでGoogleのものが使用されています。
それどころか、その他もろもろのサイトも基本的に全てGoogleの検索エンジンを使用しているのです。
現在の日本において、Google以外の検索エンジンを使用する検索サイトは、Microsoftが提供するBingぐらいしかありません。
Bingは、Microsoftが提供するWindow10の標準ブラウザ『Edge』に備え付けられているので、Edgeをそのまま使っている人に利用者が多いのですが、Edge自体があまりの使いづらさに5%に満たないシェアなので、当然Bingの利用者もそう多くはありません。
また、日本のスマートフォンで利用される検索はほぼ100%がGoogleの検索エンジンとなり、スマートフォンからの検索でBingが使われることはほとんどないそうです。
しかし、私は前々から感じていたのですが、Googleの検索エンジンよりBingの検索エンジンのほうが、正しい情報が得られるのではないかと感じていました。
実例として、本日見た以下のニュースから、私が実際に検索した内容の結果を示したいと思います。
・ゲームショップ「ゲームズマーヤ」が4月で閉店 ゲーム開発者も一目置く名店が35年の歴史に幕
私はこのニュースを見て、昭和の時代には個人が経営するファミコンショップやレンタルビデオ店が多数あったのに、現在はほとんどなくなってしまったなと思い、
『ファミコンショップ レンタルビデオ 昭和』
と検索してみました。
結果は以下の通りです。
※個人設定などはリセットし検索しています。
【Googleの検索結果】
・ゲオ甲府昭和店(山梨県中巨摩郡昭和町)の店舗情報
・ゲオ御器所店(愛知県名古屋市昭和区)の店舗情報
・TSUTAYA 昭和通り店 山梨県 中巨摩郡昭和町 – TSUTAYA 店舗情報
・TSUTAYA 甲府昭和店 山梨県 甲府市 – TSUTAYA 店舗情報 – 店舗検索
・ウェアハウス (レンタルビデオ店) – Wikipedia
・TSUTAYA 根室店 北海道 根室市 – TSUTAYA 店舗情報 – 店舗検索
・TSUTAYA 中島新町店 愛知県 名古屋市中川区 – TSUTAYA 店舗情報
・堺東駅周辺のおすすめゲームソフト (23件) – goo地図
・山梨県 店舗一覧を表示 – 住所で探す – 店舗検索 – TSUTAYA 店舗情報
・株式会社ウイル-会社案内 – サニーマート
【Bingの検索結果】
・【ゲーム】中古ファミコンショップがなくなっていく現実・・・
・小さなファミコンショップを閉店に追いやった!・・・
・ファミコン買取|ゲーム機本体・ソフトの高額価格査定の【買取コレクター】
・ファミコンソフトの買取・販売【ファミコンショップお宝王】
・年季を感じさせるゲームショップ「ファミコンクラブ」に、思わず胸が熱くなる…
・スーパーポテトお店情報 – ファミコン中古通販ならスーパーポテト
・懐かしのファミコンショップの面影が…「ファミカセの裏に貼られたシール」をとにかくいっぱい集めてみた
・ファミリーコンピュータ – Wikipedia
・ファミコン中古通販ならスーパーポテト!
・昭和のファミコン世代だったら泣ける画像 『ゲームの攻略本、雑誌、その他』
Googleで『ファミコンショップ レンタルビデオ 昭和』と検索した結果は、ゲームやレンタルDVDを全国規模で扱う店舗のゲオが1位2位、TSUTAYAがトップ10中5つと圧倒的上位を独占していました。
その他のトップ10には、Wikipediaが1つと地図サイト1つ、高知県でTSUTAYAを運営する会社が1つという結果で、昭和の時代にファミコンショップやレンタルビデオ店が多数あったという情報は、上位に表示されませんでした。
一方、Bingで『ファミコンショップ レンタルビデオ 昭和』と検索した結果は、レンタルビデオの情報が無視される傾向はありましたが、昔のファミコンショップに関する記事が多数出てきました。(後で気付きましたが、個人のレンタルビデオ店が多くなったのは平成に入ってからでした)
このように、Googleでは有名サイトや有名企業のサイトが上位に表示される傾向があり、Bingは検索したワードにマッチしたサイトが上位に表示される傾向があるのです。
しかし上記の結果を見れば分かるとおり、Googleの検索結果はいくらなんでもひどすぎます。
一般的なキーワードだったらGoogle検索もここまでひどい結果にはならないのでしょうが、現在のネット社会では複雑な言葉で検索することも当たり前になっているのですから、もう少しまともな検索結果を上位に表示してくれないと利用者は困ってしまいます。
では、なぜGoogleの検索はこのような状況に陥ってしまったのでしょうか?
それは、悪質なサイトがサイト内に無意味なワードを詰め込むなどして、無理やりに検索の上位に表示させようとしたことが原因です。
このような悪質なサイトに対してGoogleが対策を行うと、悪質なサイトはその対策を看過した上でまた無理やり検索の上位になるよう様々な対応を行います。
このイタチごっこが続いた結果、Googleの検索はいろいろな対策をしすぎて訳がわからなくなっているのです。
そして、この検索(ほぼGoogle検索だけが対象)で上位になるようにするSEO対策と呼ばれる技術も確立されてきて、資金のある企業などはこのSEO対策をお金をかけて行っています。
その結果、Googleは言葉的な適合率よりもサイトの強さが検索順位に反映されるようになってしまったのです。
今風の言い方をすれば、Googleは有名なサイトに対して忖度していると言えるでしょう。
一方、Bingはシェアが低い分、対策のイタチごっこのような状況には陥っておらず、キーワードにあったサイトが検索上位に表示されるのです。
一般的な人には大きな影響はないのかもしれませんが、私のようなネットを使ってかなり深い情報まで調べる人にとっては大問題となっています。
以上がGoogleとBingにおける検索結果の比較ですが、ちなみに、当ブログはBingのほうが検索されやすい傾向があります。(^_^;)
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