日本語特有の言葉一覧! 言葉の壁はそう簡単に超えられないかも?

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エンターテインメントの最高峰であるアメリカで頂点を極めた女子歌手、アリシア・キーズさんが、日本語の『木漏れ日』という言葉に感銘を受け、そのことが海外の反応サイトで話題になっていました。
木漏れ日とは、木々の間から日が差し込むさまを言い、日本語特有の言葉とされています。

ということで、今回は日本語特有の言葉について調べていきたいと思います。
当然、世界中の言語を調べられるわけではないので、探せば同じような言葉があるかもしれませんが、以下、日本語特有の言葉のまとめです。(特に日本語とお互いに影響し合っている中国語や韓国語には、同様の言葉があるかもしれません)
また、日本語特有であるかを確かめるため、Google翻訳で1度英語にし、更にそのGoogle翻訳で出た英語をもう1度日本語に訳して紹介します。

森林浴

Google翻訳:Forest bath
Forest bathの日本語翻訳:森林浴

森林浴は、日本生まれの言葉で“木漏れ日”とも関連性があります。
森林に入浴を組み合わせた単純な言葉なためか、普通にGoogle翻訳でもそのままの言葉に翻訳もできました。
ちなみに岩盤浴も日本特有の言葉とされています。

初心

Google翻訳:Beginning
Beginningの日本語翻訳:始まり

初心という言葉はアップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏が気に入っていた言葉として有名です。
しかしGoogle翻訳では単純な始まりという意味の『Beginning』に訳されてしまいました。

朝飯前

Google翻訳:Before breakfast
Before breakfastの日本語翻訳:朝食前

朝飯前は、Google翻訳では普通に朝食の前という意味に訳されてしまいましたが、当然、本当の意味は『簡単なこと』という意味です。

気苦労

Google翻訳:Hard work
Hard workの日本語翻訳:ハードワーク

気苦労は、Google翻訳では全然違う意味に訳されてしまいました。
本来の翻訳は心配や悩みを意味する『worry』などが適切なのでしょうが、気を使って精神的に疲れることを意味する気苦労に、ズバリ当てはまる英語はないようです。

十八番

Google翻訳:Eighteenth
Eighteenthの日本語翻訳:十八

得意なことを意味する十八番は当然まともに訳されず、普通に18という数字に訳されてしまいました。

津波

Google翻訳:tsunami
tsunamiの日本語翻訳:津波

津波は外国語がなく、そのまま日本語が使われる言葉として有名です。

過労死

Google翻訳:Death from overwork
Death from overworkの日本語翻訳:過労死

過労死はある程度文章化しないと訳せないようで、名詞の場合はそのまま『karoushi』と言われます。

もったいない

Google翻訳:Wasteful
Wastefulの日本語翻訳:もったいない

『もったいない』は、ノーベル平和賞を受賞したケニア人のワンガリ・マータイさんが頻繁に使って一躍有名になった言葉で、ここまで有名な言葉なら普通に翻訳されるようです。
『Wasteful』は、正確には『無駄が多い』や『浪費的』という意味らしく、『もったいない』とは若干の意味の相違があります。

渋い(味覚以外の意味)

Google翻訳:Astringent
Astringentの日本語翻訳:収string剤?

Google翻訳にかけたら何か意味不明な言葉が出てきました。(;^_^A
『Astringent』は渋柿などの渋いという意味で、そもそも日本語でも味覚的な『渋い』と人や物に対して使われる『渋い』に文字的な違いはありません。
『渋い』は日本語でも説明するのが難しい言葉なので訳すのは難しいでしょうね。

切ない

Google翻訳:painful
painfulの日本語翻訳:痛い

『painful』は、『痛い』や『辛い』という意味で、心が痛い的な意味で切ないの訳として出てきたものと思われます。
寂しいや悲しいという言葉は世界中にありますが、切ないにズバリ該当する言葉はなかなかないようです。

悔しい

Google翻訳:Frustrating
Frustratingの日本語翻訳:イライラする

『悔しい』は、意外なことになかなか訳すのに苦労する言葉だそうです。
ちなみに、お笑い芸人『ザブングル』の加藤歩さんが行うギャグ『悔しいです』(元ネタはスクールウォーズ)は、海外でも大人気となっています。(;^_^A

お疲れ様

Google翻訳:Good job
Good jobの日本語翻訳:よくやった

『お疲れ様』は、仕事終わりなどに労をねぎらう際に使う言葉ですが、そんなに重い言葉でもなく気軽に使う言葉で、なかなか良い翻訳例がないそうです。

以上、日本特有の言葉をまとめてみました。

ただし、これで終わりではありません。
上記のような単語ではなく、ちょっとした文章になると日本独自の言い回しは一気に増えるのです。

・回りくどい(遠まわしで面倒)
・裏表がない(一貫性がある)
・用を足す(トイレに行く)
・重箱の隅をつつく(細かいことに難癖をつける)
・犬も食わない(バカバカしい行為)
・雷が落ちる(怒られる)
・頭にくる(怒る)
・目頭が熱くなる(泣き出しそう)
・耳を立てる(こっそり聞く)
・鼻が利く(物事に敏感)
・手が早い(異性とすぐ関係性をもつ)
・足が早い(腐りやすい)
・身に染みる(しみじみと感じる)

どれも外国人にとって説明なしでは理解できない表現ばかりです。
そして()内の説明文の中にも、『遠まわし』、『難癖』、『バカバカしい』、『しみじみ』など日本語特有の言葉がチラホラあり、更にこの文章の『チラホラ』も日本語特有の言葉でしょう。Σ(゚Д゚)

また、日本にしかないというわけではないですが、日本語と英語で意味が伝わりにくい言葉も多々あります。
緊張は『nervous』と一般的に訳され、緊張して気分が優れないという意味では合っているのですが、良い意味での緊張ではまた違う言葉で訳さないといけません。
真面目は『serious』と訳されますが、この『serious』はネガティブ言葉として使われるケースが多いようで、日本で言うところの生真面目に近い言葉のようです。
しかし、日本において真面目という言葉はどちらかといえばポジティブな言葉として使われます。
そのため、日本人とアメリカ人などが真面目について話をすると上手く話がかみ合わなかったりするそうです。(この噛み合うという言葉も日本語特有の言い回しですね)
尊敬と『respect』も意味が若干違います。
尊敬は敬うという意味がとても強い言葉ですが、、『respect』は認めるという意味合いが強い言葉のように感じます。
カッコいいと『cool』も微妙に違う言葉と言えるでしょう。
このような外国語を訳す際に微妙に意味が異なる言葉は山のようにあるのですが、こういった難しい話は英会話サイトなどにお任せしたいと思います。

以上、日本語には単純に訳せいない言葉が多々あります。
そもそも言語というものは、その国の文化まで理解しないとなかなか本当の意味が伝わらないものなのです。
最近ではコンピューターによる翻訳が当たり前になり、言語の壁なんて近いうちになくなると主張する人もいますが、そう簡単に言葉の壁はなくならないと私は思います。

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