今年の音楽業界の最大のニュースは、休業中だった宇多田ヒカルが現在放送中のテレビ小説『とと姉ちゃん』の主題歌で活動再開したことでしょう。
私はこのニュースに注目し、『とと姉ちゃん』の放送初日に普段は見ないワンセグテレビをわざわざつけて、宇多田さんが歌う主題歌を聴くことにしました。(そもそもこの記事はそのときに書きかけていたものです)
しかしそこで流れてきた音楽は、過去の宇多田ヒカルのイメージとはまるで違う曲で、私は宇多田さん以外の人物が歌っていると思い状況が理解できませんでした。
そもそも私はテレビ小説のシステム自体を理解していなかったので、宇多田さんの曲はエンディングにでも流れるのかなと思ってそのまま曲を聴いていたら、次第に宇多田ヒカルっぽさが出てきて、ようやく今聴いている曲を歌っているのが宇多田さんだと理解しました。
私がなぜ宇多田さんが歌っていることに気づかなかったのかというと、それは『とと姉ちゃん』の主題歌である『花束を君に』が、宇多田さんが休業前する前の楽曲と明らかに違かったからです。
宇多田さんはアメリカ生まれでアメリカンスクール出身ということもあり、今までの楽曲は、詞には英語を多用しますし、歌い方もアメリカっぽいものでした。
しかし、『花束を君に』ではそのような感じが一切なく、日本っぽい楽曲に変わっていました。
そのため、曲を聴き始めた瞬間に別の人が歌っていると勘違いしたのです。
宇多田さんは休業中に年齢を重ね、更にはお遍路をするなどして、自身が日本人であることや、日本文化のいいところなどを再確認したのだと思います。
実は、そのような経験は私自身にもあります。
私は若い頃、西洋の音楽や映画をよく楽しんでいましたが、最近はそのようなことへの興味は極めて薄くなって来ました。
若い頃は深く考えていませんでしたが、日本にも素晴らしい文化があるのに、わざわざ西洋文化に強い興味を示すことへの違和感は年を増すごとに強くなっています。
私や宇多田さんだけでなく、歳を重ねて日本の良さを再確認することは、ごく自然なことなのかもしれません。
いずれにせよ、歌手・宇多田ヒカルが日本の宝であることは間違いないでしょう。
私は第二章を道を歩みだした宇多田さんを、素直に応援したいと思います。
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コメント
オバサンに なったヒカルに 意味ありや ただ戦うは 諦めたれし
全く同感です。