ノルウェーの捕鯨はなぜ許される? 日本の捕鯨批判に対する異常性

国際的問題
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海外の反応サイトでノルウェーの捕鯨のことが議題となっていました。

その議論の中では、ノルウェーが捕鯨をしていたことを知らない人も多数いて、今まで捕鯨について日本ばかりを批判していたことへ、矛盾を感じる人も大勢いた模様です。
また、日本の捕鯨に対して批判するのはオーストラリアやアメリカをはじめとした白人社会が中心であるため、同じ白人であるノルウェーへの批判が少ないのは、白人特権ではないかという疑問の声もあがっていました。
いずれにせよ、日本ばかりを非難することは間違っていたと反省すると共に、ノルウェーの捕鯨も日本と同じように非難されるべきだという雰囲気の議論だったように感じます。
日本の状況を少しでも分かってくれて良かったと言いたいところですが・・・

ちょっと待ってください!!

2017年のミンククジラの捕獲頭数は以下の通りです。

【2017年のミンククジラ捕獲数】
日本    :783頭
ノルウェー :432頭
アイスランド:17頭

そして、2016年のデータがこちらです。

【2016年のミンククジラ捕獲数】
日本    :333頭
ノルウェー :591頭
アイスランド:46頭

確かにミンククジラの捕獲数は日本とノルウェーが特質して多く、日本とノルウェーは同じように批判されるべきかもしれません。
しかし、以下の人口データをご覧ください。

日本    :1億2678万人
ノルウェー :525.8万人
アイスランド:33.8万人

日本の人口はノルウェーの約24倍、アイスランドの約375倍です。

人口当たりで見れば、ノルウェーやアイスランドのほうが遥かにクジラを捕獲しているのです。
ノルウェーやアイスランドを日本と同じように非難するのではなく、(人口比でみたら)明らかに日本より多くのクジラを獲っているのですから、ノルウェーやアイスランドのほうこそ、より強い批判がされて然るべきでしょう。

更に、ノルウェーもアイルランドも需要と供給の関係からクジラの捕獲量が減っているのですが、両国政府は商業捕鯨の回復を明確に狙っています。
以下のニュースをご覧ください。

アイスランド政府は23日までに、沿岸海域で今後5年の間に認める商業捕鯨の割当量を最多で2000頭にするとの方針を明らかにした。
同国漁業・農業省の声明によると、2018~25年の間、最大209頭のナガスクジラ、217頭のミンククジラの捕鯨を毎年許可する。

引用:アイスランド、2千頭の商業捕鯨を許可 今後5年で – CNN

上記した通りアイスランドの人口は34万人程度なので、5年で2,000頭(年400頭)という数字は日本の人口に直したら75万頭換算(年15万頭換算)になります。
あくまで割当量なので、実際はこんな頭数(年間400頭)のクジラは獲らないでしょうが、いずれにせよものすごい数字であることが分かるかと思います。
※アイスランドのナガスクジラは日本への輸出向けであるという問題もあるが・・・

ノルウェー政府は6日、今年の捕鯨枠を前年比28%増の1278頭に設定したと発表した。国際的に反捕鯨の声が高まるなか、落ち込んだ商業捕鯨の回復を狙う。引用:

ノルウェー、今年の捕鯨枠を大幅拡大 商業捕鯨の回復狙う – AFP

こちらも実際はこんな頭数は獲らないでしょうが、ノルウェー政府は2018年に昨年以上のクジラ捕獲数を設定しています。

一方、商業捕鯨を再開した日本の状況は以下の通りです。

水産庁は1日、31年ぶりに再開する商業捕鯨の捕獲枠を発表した。7月1日から12月末までの捕獲枠は227頭。ニタリクジラ150頭、ミンククジラ52頭、イワシクジラ25頭を上限とする。

引用:商業捕鯨、19年の捕獲枠上限227頭 1日出航 – 日経新聞

半年分の頭数とは言え、2017年にミンククジラだけで783頭捕獲していたことから考えれば、日本のクジラ捕獲数は大幅に減っています。

以上のことから分かる通り、日本の捕鯨はどう考えても叩かれすぎで、ここに捕鯨問題の歪さを感じざるを得ないのです。

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