信仰2世・宗教2世についての実体験

社会
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私は若い頃、休みの日にオートバイで目的もなく出かけることをよくしていました。
と言っても、午前中に出発して夕方ぐらいに帰ってくる程度のもので、ツーリングと言うほどでもないプチツーリングぐらいな感じです。

そんなプチツーリングで国道16号を埼玉方面から千葉方面へと進んでいると、右手に日本のお城が見えたことがあります。
こんなところに城があるなんて話を聞いたことないと思い、気になってそのお城へ向かうと、人が大勢いて何かのイベントをしているようで、白く変わった服を着た人が交通整備をしていました。
何をしているのだろうと思い入り口まで進むと、親と思われる大人に連れられた小学生低学年ぐらいの子供が、門から出た後に振り返り深々とお辞儀をしたのです。

その瞬間、私はこの施設が新興宗教のものだと理解しました。

当時はオウム真理教の事件が起きて間もなかったので、私は何だか怖くなってその場を一目散に離れます。
調べると、それは霊波之光という新興宗教で、後に同じ国道16号を走ると霊波之光の看板が多数出ていることに気づき、地元ではとても有名な新興宗教だったようです。
その場所に行ったのはそれっきりですが、あの小さな子供が信心深くお辞儀をしていたシーンは今でも目に焼き付いていています。

二世の話とはズレますが、オートバイで色々な場所に行っていたときに新興宗教の巨大な施設を多数目にし、宗教の集金能力の凄まじさと、それに伴う問題点は当時から感じていました。

続いて、私が子供の頃の話をします。
私の小学生時代に、少し変わった同級生がいました。
その同級生の家はとにかくボロボロで、親が何をしているのかもわかりません。
弟と妹がいる3兄弟だったのですが、3人とも他の子供と馴染もうとせずに兄弟だけで遊んでいるような少し変わった家庭・兄弟だったのです。
その後、大人になり、家から少し離れた場所に新しくできた創価学会の施設前で、この同級生の母親を見かけたことがありました。
聞くと、この家族は熱心な創価学会員だったそうで、大人たちはこのことを理解していたようです。
この家族は、しばらくして近くにあった別のボロ屋に引っ越した後(元の家が取り壊されたため)、知らないうちに街から消えていなくなったいました。
仲が良かったわけでもないのに、この同級生のことはとても記憶に残っています。

安倍元首相を襲撃した山上徹也容疑者は、母親が統一教会信者で、献金による経済破産を経験した宗教2世・信仰2世と呼ばれる存在です。
オウム真理教の教祖である麻原彰晃の子供たちがメディアで話題になったこともあり、宗教家の2世に対し考えを巡らせたこともありますが、一般信者の2世については、正直、今日まで特別な想いを寄せることはありませんでした。
ただ一般信者にまで範囲を広げると、日本には膨大な数の宗教2世が存在することになります。
当然、その全てが問題を抱えているわけではありませんが、今後の日本社会は、多数存在している新興宗教信者の子供の問題について真剣に議論をする必要があるのかもしれません。

いずれにせよ、山上容疑者は日本にある様々な問題を世の中に提起したように感じます。

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