現在、日本を代表する料理の1つとなった『天ぷら』ですが、この天ぷらついて海外の反応サイトなどで度々議論されている様子を目にします。
どんな議論かというと、
『天ぷらは、西洋から日本に渡ったものなのか?日本で生まれたものなのか?』
という起源に関するものです。
このような議論を日本人抜きでしている様子を見ると、日本食が世界に広まったことを実感しますが、日本人的から言わせえもらうと、こんなものは議論するようなものではありません。
日本には、西洋との交流がなかった時代から魚などを油で揚げる料理はあったそうですが、現在の天ぷらに通じる料理は、西洋から来た料理がもとになっているとみて間違いはないと思われます。
それはなぜかというと、
『天ぷら』という言葉は明らかに日本の言葉ではない
からです。
天ぷらという言葉は、日本人なら聞いた瞬間に外来語であると理解できるようなレベルで、はっきり言って全然日本的な言葉ではないのです。
むしろ天ぷらは、日本に定着した外来語の代表例と言っても過言ではないでしょう。
日本の言葉は、文字(漢字)にした場合にしっかりと意味が通じることがほとんどです。
例えば、
・味噌汁
・漬物
・豆腐
・納豆
・団子
など、日本人ならどれも言わんとする意味は理解できると思います。
同じ漢字文化圏の中国から伝わったものもあるため、若干意味がズレているもの(豆腐など)もありますが、基本的に文字と料理の意味は一致します。(味噌の汁=味噌汁)
一方、天ぷらの漢字である天麩羅は明らかに当て字です。
当て字とは外来語の音に漢字を無理やりつけることを言い、日本に該当するものない場合に使われます。
天ぷらという言葉が外来語であることは誰の目から見ても明らかなのですから、天ぷら自体も外国由来にものであると考えるのが当然です。
具体的に天ぷらは、大航海時代に日本にやってきたポルトガル人が伝えた西洋の揚げ物料理(フリッター)が基になっていると言われており、語源はポルトガル語で『調理』を意味する『tempero』有力であると言われています。
更に深く考えるのなら、天ぷらの基となった具体的な料理は、おそらく『ペイシーニョシュ・ダ・オルタ(Peixinhos da Horta)』というポルトガルの料理であると思われ、この料理は天ぷらと様々な類似点が指摘されています。
いずれにせよ、天ぷらの起源は西洋で、日本で独自進化した料理というのが答えだと思われます。
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