水原希子の炎上にみる在日問題とその解決策

社会
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モデルの水原希子さんが、国籍に関わる問題をツイッターで批判されたようで、ネットニュースになっていました。
彼女は度々日本の保守層に叩かれることがり、SNSで炎上しています。

水原希子さんはアメリカ人の父と在日韓国人の母の間に生まれ、国籍はアメリカとなっています。
本名はオードリー・希子・ダニエルといい、国籍的にも人種的にも日本人ではありません。
そんな人間が日本の問題についていちいち口出しするなというのが、保守層の言い分なのでしょう。

彼女が日本人風の名前などを使って活動しているという問題もありますが、アメリカで生まれた後すぐに日本に渡り、日本の教育を受け(在日系の学校出身者ではない)日本で育ってきたのですから、日本の問題に対して思うことも普通にあるはずです。
そして思ったことを言うことは(個人への誹謗中朝などでない限り)自由だし、芸能人が芸名を使うことにそこまで大きな批判もないはずです。
ですので、彼女が日本の問題について発言することに対し、批判をするのは見当違いであると指摘せざるを得ません。

そもそもこの問題は、日本が長年避けてきた在日韓国人・在日朝鮮人(以下、在日)に関する問題であり、誰か1人に文句を言って解決されるような問題ではないのです。
この問題を解決すべき日本の政治家であり、在日の人たちに文句を言ってどうにかなるわけでもありません。
そして戦後の政治家の誰もが、この在日の問題に真剣に取り組もうとせず、先延ばにしてきたことが今日の不要な争いを招いているのではないでしょうか。

日本では、戦前や戦後の混乱期から日本に住む旧大日本帝国の支配地域の出身者とその子孫に対し、特別永住という特例的な永住資格を与えています。
この資格を保有している者は特別永住者と言われ、そのおよそ99%は韓国・朝鮮系の人たちとなり、属に言う『在日韓国人・在日朝鮮人』、あるいは単に言う『在日』とほとんど同意語として扱われます。

結論から言えば、この在日の問題を解決するには特別永住資格を廃止するしかありません。
それはすなわち、現在の特別永住者に対し、

日本への帰化
韓国・北朝鮮への帰国
通常の永住者への変更

の3択を迫るということになります。

そもそも特別永住者と通常の永住者の何が違うかというと、犯罪を犯したときに本国(国籍の国)へ帰国させる制度があるかないかということで、通常の永住者にはこれがあり、特別永住者にはこれがないということになります。(特別永住者に対して帰国の措置が適用される場合もあるが、現実的に適用されるケースはほとんどない)
これはある意味当然のルールと言えるでしょう。
生まれたときから日本で暮らし生活の拠点が一貫して日本にあり、日本語しか喋れないような人を、刑期を終えて後に韓国や北朝鮮に送還するのは無理があるし、相手国側だって受け入れがたいものがあります。
そうなると、結局は日本に留まらざるを得ません。
そもそも現在の日本では、自分が在日であることを16歳※になるまで知らなかったなんて例も珍しくないほど在日の日本人化は進んでおり、このような人を韓国や北朝鮮に帰国(そもそも帰国なのかもわからないが)させることには無理があります。(※16歳になると特別永住者証明書を持たされる)

そこで現在は在日の人に対する帰化が進んでいます。
プロレスラーの長州力も前田日明も帰化した元在日です。
一部(主に保守層)は、在日の帰化に反対する人もいるでしょうが、三代にも渡って一貫して日本で暮らしているような人は、生活の基盤も心の拠り所も日本にある場合がほとんどで、条件を緩和し帰化を進めてもいいかと思います。

それでもアイデンティティを韓国や朝鮮に感じ帰国したいという在日の人がいるかもしれません。
しかしそんな人に対しても、いきなり帰国しろとは言えないでしょう。

資産
仕事
学校
言葉

こういった生活の基盤が日本にある人に、明日から韓国や北朝鮮に行けとは言えないわけで、場合によっては10年以上も前に言い渡しておかないとならないような問題です。
ですので私は、戦後75年の今、戦後100年までで特別永住資格を廃止すると政府は宣言するべき思っています。
その間に、在日の方には帰化か帰国か通常の永住者になるかを決めて準備をしておいてもらいしか、この問題を解決する道はないと思われます。

このままこの在日の問題を放置し続けていたら、国内での不要な対立が永遠と続くだけです。
いいかげんこの在日という問題について、日本政府も日本国民も真剣に向き合うべきなのではないでしょうか?

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