外国人を無事救出! スキー・スノーボードにおける遭難対策

環境
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1月17日、野沢温泉スーキー場で遭難した外国人を救助

安全に遊べば楽しいスキーやスノーボードも、一歩間違えば恐ろしい事態に・・・

長野県警は17日午前、同県野沢温泉村の野沢温泉スキー場でコース外を滑っていて遭難したオーストラリア人とみられる親子4人を救助した。命に別条はないという。

出典:外国人親子4人救助=スキー場コース外で遭難-長野:時事ドットコム

先日、オーストラリアから日本に訪れたスキー客が遭難しましたが、無事救助されました。
雪洞を掘って一晩ビバークし、その様子をFacebookに投稿し遭難が発覚したとのことです。
命に別状はなく何よりでした。

遭難時の生存確率を上げる雪洞について

今回の救出のポイントとなった雪洞のようですので、雪洞の作り方について説明します。

雪洞を作るには、当然ですがそれなりの雪の量が必要になり、2.5メートル以上の積雪があれば作ることができるとされています。
雪が少ないところで雪洞を作ろうとすると、中に入っているときに崩れて雪に埋もれてしまう可能性もあるそうです。
またサラサラの雪ではうまく雪洞は作れないので注意が必要です。
雪山は雪崩や吹雪などがあるため、雪洞を作る場所はそのような被害の合わない場所を選ばなければなりません。
木がある程度密集して生えている場所などが、雪洞を作る場所として適しているようです。

半雪洞

雪洞を作るのはハッキリ言って大変です。
しかも遭難時はスコップがないため、手やスキー板などで雪洞を作るので相当の体力を使うことになります。
そこでオススメするのが半雪洞。
最低限の風を防げるように雪を掘り、そこにツェルトを張る方法ならそこまで体力を消費せずに作ることができます。

・・・

てか、ツェルトって何?
と思った人が多いと思うので、以下で説明します。(^_^;)

遭難時にあると便利なグッズ

ツェルト

ツェルトとは非常用の簡易テントのようなもので、テントとしてだけではなくそのまま被って使うこともできます。
大きさも、缶ジュースほどで持ち運びもそんなに大変ではありません。
テントとして使う場合は、スキーのストックなどを支柱にします。

サバイバルシート

ツェルトは非常に便利ですが、実際にスキーやスノーボードをする際にツェルトを持っていくのは非現実的です。
そこで現実的に利用したいのが、アルミ製の保温シート『サバイバルシート』(別名:エマージェンシーブランケット、アルミ保温シート)です。
サバイバルシートならポケットティッシュ程度の大きさなので、万が一の為に常備していてもかさばりません。
5枚セットぐらいで売っていることも多いので、1つと言わず2つ3つと持っていてもいいかもしれません。
このサバイバルシートと先に紹介した半雪洞をうまく利用すれば、数日間の遭難にも耐えるうる可能性も出てきます。

※サバイバルシートの利用方法は、くるまったり、下に敷いたり、上に被せたりとかなり自由に使えます。

遭難時の食事について

近年では水を入れるだけで、ごはんが食べれるアルファ米というものが開発され、非常食や登山用の食事として支持を得ています。
とはいえ、スキーヤーやスノーボーダーがこんなもの持ってるわけもありません。

そこで遭難用非常食としてお勧めしたいのが飴です。
飴ならスキーやスノーボード時に持っている食べ物として現実味があると言えるでしょう。
普段から飴を用意しておけば万が一のときに非常食となり、遭難時に助かる可能性も上がるようです。
ちなみに私が好きな飴はバターロールです。(^_^;)

その他、遭難時にあると便利なもの

最後に、一般のスキー客やスノーボード客にはあまり関係ないかもしれませんが、雪山での遭難時にあれば便利グッズを紹介します。

手動充電式ラジオ

今回の遭難事故で助かったのはスマートフォンからフェイスブックに遭難したことを投稿したからでしたが、スマートフォンの電池が切れていたら元も子もありません。
そんなときに便利なのが手回し用の充電器で、ラジオやライトなどが付随している場合が多いようです。
遭難したときは不安やストレスも激しいので、気を紛らすことのできるスマートフォンなどが動くかどうかも命に大きく関わってくる可能性があります。

ZIPPOライター

状況にもよりますが、火があれば暖をとったり煙で遭難場所を知らせたり灯りとしても利用したりと、様々なことが可能になります。
特にZIPPOライターは、気温が低い状況でも火が付きやすいと言われているのオススメです。

ハンディウォーマー

せっかくZIPPOライターを使うのなら、ZIPPO用オイルを利用したハンディウォーマーという燃料式のカイロが寒さ対策にとても有効です。
通常のカイロは気温が低すぎると効果がなくなると言われていますが、このタイプのカイロなら最大24時間とても暖かい状況が続きます。

※ハクキンカイロと呼ばれる同種のものが日本の企業(ハクキンカイロ株式会社)からも販売され、燃料などを互換性があります。

最後に・・・

遭難に遭わないようにするには、事前に天候やコースのチェックすることや、万が一のための準備・対策を怠らないことです。

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