西洋では祝日であるクリスマス。
日本でもクリスマスが祝日ならいいなと思う人も多いでしょう。
しかし、実は戦前の日本はクリスマスが祝日だったらしいです!なんででしょうね?
クリスマスと祝日
今では世界的な大イベントになりつつあるクリスマスですが・・・
欧米諸国、さらに大韓民国、中華人民共和国香港特別行政区、同マカオ特別行政区では、クリスマスは法定祝日である。
欧米はもちろん、それ以外の国でもクリスマスが祝日になっているケースが多いようです。
日本も戦前はクリスマスが祝日だった?
昭和22年まで日本はクリスマス(12月25日)が祝日だった。
出典 クリスマスについての雑学・豆知識(トリビア)|雑学王への道
なんと、日本もかつてはクリスマスが祝日だったそうです。
戦前の日本と国際社会の関係
戦前の日本の状況を簡単に振り返ってみましょう。
1936年(昭和11年)に日本は第二次ロンドン海軍軍縮会議から脱退し、12月にワシントン海軍軍縮条約が失効したことで両国の軍縮協力関係は終わった
第二次世界大戦前はまだ西洋各国が国際社会の中心だったわけですが、日本はこの国際社会と距離を置きます。
1938年(昭和13年)7月26日にアメリカが日米通商航海条約の廃棄を通告
当時の日米関係は冷えきっていました。
1941年(昭和16年)12月8日太平洋戦争が勃発
出典 1941年(昭和16年)12月8日太平洋戦争が勃発した日 | きょうは何の日 | おもいッきりDON! – 日テレ「おもいッきりDON! 」公式サイトです
日本とアメリカはついに戦争となってしまいました・・・
1940年(昭和15年)には、球団名の日本語名への改称と、ユニホーム表記の漢字表記への変更が行なわれた。
当時の日本は英語を使わないなど、欧米(主にアメリカとイギリス)文化を否定する社会でした。
何で仲の悪かった欧米文化の象徴的なクリスマスが祝日だったのか?
英語すら禁止されていた戦前日本が、なぜ欧米文化の象徴たるクリスマスを祝日にしていたのでしょうか?
1926年(大正15年)12月25日に大正天皇が崩御
1927年(昭和2年)3月4日に当時の休日法「休日ニ関スル件」が改正され、大正天皇祭(12月25日)が設定された。
つまり、12月25日は大正天皇が崩御されたためにできた祝日であり、クリスマスとは全く関係ありませんでした。
1948年(昭和23年)7月20日に「国民の祝日に関する法律」が施行され、大正天皇祭は休日から外されてしまった
この祝日は、天皇陛下を神格化する戦前の日本を否定したGHQ占領時代に廃止されました。
日本におけるクリスマス文化の普及
今や日本でも完全に定番となったクリスマスですが、どのような経緯でクリスマス文化は日本に入ってきたのでしょう?
日本でクリスマスが受け入れられたのは、1900年(明治33年)に明治屋が銀座に進出し、その頃からクリスマス商戦が始まったことが大きな契機であった。
大正時代になると、児童向け雑誌や少女雑誌の十二月号には、表紙をはじめとしてクリスマスにまつわる話や挿絵がたくさん導入された。
1928年(昭和3年)の朝日新聞には「クリスマスは今や日本の年中行事となり、サンタクロースは立派に日本の子供のものに」と書かれる
偶然だったとはいえ、12月25日が戦前(昭和初期)に祝日だったことは、クリスマス文化が広く普及される要因にも繋がっていると思われます。
日本におけるクリスマスの祝日化について
クリスマスは多くの国で祝日となっているが、日本でも祝日にしようという話がある。
日本の祝日は多すぎる
出典 【経済快説】日本の祝日は多すぎる 有給の消化促進が本筋 – 経済・マネー – ZAKZAK
クリスマスの祝日化論はありますが、日本には祝日が多すぎるため実現は難しいかもしれません。
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