最近プロレス熱が上がっているので、プロレスネタとして新日本プロレスへの提言をしたいと思います。
新日本プロレスには、現在多くのファンが思っている問題があります。
それは、
ヘビー級のシングルベルトが多すぎる
という問題です。
かつて『IWGP ヘビー』の1つしかなかった新日本プロレスのヘビー級ベルトは、現在
IWGP ヘビー級王座
IWGP インターコンチネンタル王座
NEVER 無差別級王座
IWGP USヘビー級王座
※『NEVER 無差別級王座』は体重別ではないが実質的にヘビー級ベルトである
の4つにまで増殖しています。
ベルトを増やしたことは、レスラーの負担分散という点で考えれば良いことでしょう。
例えば、
2017年11月5日の大阪府立体育館大会は、『IWGP インターコンチネンタル級王座』の選手権、
2018年1月28日の北海きたえーる大会は、『IWGP USヘビー級王座』の選手権
がメインイベントとなっており、『IWGP ヘビー級王座』が何が何でもメインイベントというかつての状況と変わってきています。
新日本プロレスでは、近年、柴田勝頼選手や本間朋晃選手が、試合中や試合直後に大きな障害を負いかねないな怪我や体調悪化により緊急搬送されています。
こういったレスラーの負担増加に対して、新日本プロレスも会社として何らかの対策を考えなければならず、その対策としてベルトを増やした可能性も考えられます。(実際に年間あたりのIWGPの防衛戦は減っている)
または、ベルトを増やしたことで興行に幅を持たせようと考えたのかもしれません。
興行に幅を持たせるという意味では、特に同一会場での2日間連続興行のときなどに大きな効果が現れます。
例えば、1日目に『IWGP インターコンチネンタル王座』の選手権をメインイベントにして、2日目に『IWGP ヘビー級王座』の選手権をメインイベントにすれば、2日間ともシングルベルトを掛けた試合を見ることができます。
海外や地方からプロレスを見に来る人は、同一会場にて2日間連続で行われる興行に泊りがけで見るケースも多く、このような人たちにとってはベルトが複数ある方が観戦を楽しめるのかもしれません。
とは言え、多すぎるベルトは違いがわからなくなりやすく、実際に『IWGP ヘビー級王座』以外の新日本プロレスのヘビー級ベルトは、コンセプトがあってないようなものになっています。
新日本プロレスのアメリカ興行を記念して作られた『IWGP インターコンチネンタル王座』のベルトにあるインターコンチネンタルという意味は、”大陸間”という意味なのに、実際はほとんど期間で日本人がベルトを巻いており、全然大陸と関係のない状態が続いています。
また、同じくアメリカ興行時に作られた『IWGP USヘビー級王座』との差別化も難しい状況です。
『NEVER無差別級王座』の前チャンピオンだった鈴木みのるは、2018年の1.4東京ドームで防衛失敗したにも関わらず、同じ月の1月にはすぐに『IWGP インターコンチネンタル王座』に挑戦し戴冠と、もはや『NEVER無差別級王座』と『IWGP インターコンチネンタル王座』の立ち位置すら曖昧になっています。
ということで、新日本プロレスへにあるヘビー級のベルトを差別化する案を考えました。
まず、コンセプトが若干かぶっている『IWGP インターコンチネンタル王座』と『IWGP USヘビー級王座』は統合し、新日本プロレス所属の外国人専門のタイトルとして改めて『IWGP インターナショナル王座』を新設します。
『NEVER無差別級王座』は、元々NEVERが若手の興行だったので、デビュー10年未満のタイトルとし10年に突入した時点で返上することにします。
(IWGP U-30無差別級を復活させて30歳以下限定にする案も考えましたが、30歳以下で有望なレスラーが少なすぎるのでやめました)
そして、1つ減ったベルトの代わりに45歳以上限定の『IWGP レジェンド王座』というシニアタイトルを作ります。
このベルトでは、日本の少子高齢化の例に漏れず高齢化している全盛期時代のプロレスが好きだったオールドファンを、再びプロレス界に取り戻すことが目的です
他団体からもレジェンドレスラー(例えば武藤敬司など)をどんどん呼び、現在の新日本プロレスにはあまり来ないファンの獲得を狙い、今以上に盤石な新日本プロレス1強体制を目指します。
またこれらのベルトは、『IWGP ヘビー級ベルト』も含め同時戴冠はできないようにして(挑戦はできる)、同時に戴冠した場合は、チャンピオンが決めたほうのベルトを返還するようことを明確にします。
そして、ここからが大事なポイントです。
秋に『IWGP インターナショナル王座』、『NEVER無差別級王座』、『IWGP レジェンド王座』にG1クライマックスの優勝者を加えた4選手でトーナメントを行い(ワンデーではなく別シリーズで)、優勝者が1.4東京ドームで『IWGP ヘビー級王座』に挑戦するようにするのです。
もしタイトル保持者とG1クライマックス優勝者が同じの場合は、G1クライマックス優勝者をシードにしてトーナメントを行い、『IWGP ヘビー級王座』とG1クライマックス優勝者が同じ場合は、他のタイトル保持者3人で抽選を行い1人をシードとします。
現在は、G1クライマックスの優勝者が1.4東京ドームでの『IWGP ヘビー級王座』挑戦の権利書を与えられますが、現実的にはG1クライマックス優勝者がそのまま1.4東京ドームで『IWGP ヘビー級王座』に挑戦するのが慣例となっています。
更に最近は、対立を煽るためかG1クライマックスが終わる8月から翌年の1.4東京ドームまでの間に、『IWGP ヘビー級王座』のタイトル移動もほとんどなくなっています。
そのため秋興行の結果が予想できてしまい、またG1クライマックスから1.4東京ドームまで4ヶ月以上もストーリーラインが続くため、見ている側が飽きてしまうのです。
『IWGP ヘビー級王座』以外のヘビー級ベルト保持者とG1クライマックスのトーナメントを行えば、このような問題が解消され、秋の新日本プロレス興行も楽しくなるはずです。(新たな問題も出てくるかもしれないが)
以上、現在新日本プロレスにある『IWGP ヘビー級王座』以外のヘビー級ベルトに対して明確な差別化を行い、更に結果が分かりがちになっている秋の興行を盛り上げることに繋がるこの改善案を、いちプロレスファンとして新日本プロレスに提言したいと思います。
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