納得のいかなかったスポーツ選手の国民栄誉賞受賞について

スポーツ
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今回は前々から思っていた納得のできなかったスポーツ選手の国民栄誉賞受賞についての記事を書きたいと思います。
まず、生前に国民栄誉賞を受賞したスポーツ選手をご覧ください。

王貞治(世界のホームラン王)
山下泰裕(外国人選手に対し生涯無敗の柔道金メダリスト)
衣笠祥雄(連続試合出場世界記録達成者)
千代の富士(昭和の大横綱)
高橋尚子(日本人初のオリンピック女子マラソン優勝者&世界記録者)
2011 FIFA女子ワールドカップ日本代表(女子ワールドカップ優勝チーム)
吉田沙保里(オリンピック3連覇)
長嶋茂雄(戦後日本における野球界のスーパースター)
松井秀喜(野球選手)
伊調馨(オリンピック4連覇)
羽生結弦(オリンピック2連覇)

この中から国民栄誉賞を与えることに納得がいかない人は誰かという質問がされた場合、世間では圧倒的に松井秀喜さんが選ばれる傾向があります。
松井秀喜さんはメジャーリーグで良い選手でありましたが、最高レベルの選手というほどの活躍はできませんでした。
国内の成績で見ても、野村克也さんや落合博満さんのように松井秀喜さん以上の成績を誇る打者も複数いますし、投手では金田正一さんもすごい成績を残しています。
こうやって考えると確かに松井秀喜さんの実績はイマイチで、長嶋茂雄さんと同時に受賞した経緯も不自然に感じ、某新聞社の強い意向があったようにしか思えません。

しかし、個人的に上記の国民栄誉賞の中に松井秀喜さんよりも桁違い納得のいかない受賞者がいます。
それは『2011 FIFA女子ワールドカップ日本代表』です。
中学校・高校の部活動から考えても、日本の女子サッカーは決してメジャーなスポーツではありませんが、世界的にみても女子サッカーはメジャースポーツとは言えないようです。
以下の画像を御覧ください。


画像:Iceland – Serbia/2011 FIFA Women’s World Cup qualification UEFA Group 1CC BY-SA 2.0

これは2011 FIFA女子ワールドカップのヨーロッパ予選におけるアイスランドとセルビアの試合の試合です。
ご覧の通り客席はガラガラどころか誰1人いません。(別の場所に少数はいる)
このように、サッカーに目のないヨーロッパ人ですら女子サッカーは決して人気のあるスポーツとは言えない状況となっているのです。

日本では当然ヨーロッパよりも女子サッカーの人気は低く、実際に2011 FIFA女子ワールドカップの地上波放送も予定にありませんでした。(NHKにBSとフジテレビ系のCS放送で注目の試合を放送するのみの予定だった)
最終的に日本が勝ち上がり話題になったため準決勝と決勝はフジテレビで放送されましたが、それまで女子サッカーのワールドカップについて日本人が注目した事実はなく、ほとんどの人はそんな大会をやっているかどうかすら理解していなかったと思われます。
そもそも大半の日本人は、2011 FIFA女子ワールドカップまでに日本の女子サッカー選手の名前を誰1人として言えなかったのではないでしょうか?
松井秀喜さんも実績は確かに国民栄誉賞を受賞するにはイマイチですが、国民的な知名度は十分にあったかと思います。
女子スポーツの競技者人口でみれば、サッカーはバレーボール、バスケットボール、卓球よりも少いというデータがあるそうで、このレベルのマイナースポーツに1回優勝して国民栄誉賞がもらえるなら、国民栄誉賞の受賞者は上記したものより100倍増えなければなりません。

では、なぜ『2011 FIFA女子ワールドカップ日本代表』が国民栄誉賞を受賞できたのか?

それは、男子サッカーが世界的なスポーツとして有名だからです。
知っての通り、男子サッカーは世界でもっとも注目を集めるスポーツとして知られています。
そのため男子の日本代表がワールドカップで優勝したら、当然、国民栄誉賞の受賞対象となります。
しかし女子サッカーは、競技者の数や人気の度合いも男子サッカーとは全く違うものとなっているのです。
こういったスポーツの事情を理解しない勉強しかしてこなかったバカな政治家や官僚が、男子のサッカーが世界的なスポーツだから女子のサッカーも同じなのだろうと勘違いして、場違いな国民栄誉賞が与えられたものと思われます。
私はこの国民栄誉賞受賞について、今でも全く納得がいきません。

また、『2011 FIFA女子ワールドカップ日本代表』の国民栄誉賞は、東日本大震災で傷ついた国民に勇気と感動を与えたことも受賞理由となっていますが、そういった自分ではどうにもできない要因で選手としての評価を変えられてしまうと、スポーツ選手はたまったものじゃないという気持ちになります。
そもそもそんな話をするのなら、東日本大震災がなければ同じ大会で優勝しても国民栄誉賞の受賞対象ではなかったというのでしょうか?
自然災害の話なんてを出されたら、選手はいくら努力し結果を残そうとどうすることもできません。
同じ結果を出してもスポーツと全く関係のない要因で評価を変えることは、スポーツに対する冒涜でしかないと私は思います。

さて、本日は日本代表が出場する東京オリンピックの女子バスケットボール決勝戦が行われます。
オリンピックの女子バスケットボールは、現在6大会連続アメリカが優勝中で今回の対戦相手もアメリカです。
オリンピックでアメリカ以外に優勝した国はソ連(独立国家共同体時代を含む)しかなく、日本代表が金メダルを獲得したら正に快挙中の快挙となります。
もし本当に日本代表が金メダル獲得したら日本政府はどうするのでしょうか?
私は当然、国民栄誉賞を与えるべきだと思いますが、与えるにしても新型コロナウイルスに関連付けることだけはやめていただきたいと思います。

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