今年もメジャーリーグで活躍する大谷翔平選手の話題に事欠きません。
そんな大谷選手に関して気になることがあるので、今回はそのことを取り上げます。
現地時間の6月26日、大谷選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスとシアトル・マリナーズとの試合で、8人が退場処分となる大規模な乱闘騒動がありました。
この際、エンゼルスの通訳を務める水原一平さんが大谷選手の行動を制して守るような姿勢を見せ、各方面で話題になっていました。
水原さんは大谷選手が球場内で行う個人練習にも常時付き合っていますし、荷物を持ったり球場に来る際の送り迎えをするなど、実際は通訳というより大谷選手の個人マネージャーのような役割を果たしています。
メジャーリーガーには、自身のことをマネージメントする人を雇うケースもあるかもしれませんが、水原さんは球団が雇う通訳という立場から球場の中にまで入ることが可能で、試合中でも球場内で活動できます。
そして乱闘があれば、身を挺して大谷選手を守るわけです。
これは、明らかに大谷選手だけ優遇された環境にあると言えないでしょうか?
大谷選手といえば投手と打者をこなす1人2役の二刀流選手ですが、実際は水原さんとコンビで2人2役になっているように感じます。
もちろん実際にプレーするのは大谷選手1人であり、前例のないような驚異的な選手であることは十分理解していますし、そういった特別な存在である大谷選手には、これぐらいの優遇があっても良いのではないかとも個人的には思います。
ただ、すべての人がそう考えてくれるかは疑問が残るのです。
今は大谷選手が弱いチームに在籍していのであまり問題にならなかもしれませんが、シーズン終盤のプレーオフ進出争いなどに参加することになれば、ライバル球団からこの問題が指摘される可能性も否定できません。
現在、大谷選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスがあまりに弱いため、選手としてのキャリアを無駄にしているとの議論があり、トレードなどといった移籍話が跡を絶たなくなっています。
そして実際に大谷選手が別球団に移籍した場合、おそらく水原さんも大谷選手に付いて移籍(転職)すると思われます。
そのチームがプレーオフ進出争いなどをすることになったら、ライバルチームやそのファン、あるいはライバルチームを応援する地元メディアの野球解説者などに、上記した問題を指摘されかねないような気がしてならないわけです。
メジャーリーグにおけるファンの感覚や通訳の扱いなど、細かい実態は把握できないので何とも言えませんが、野球以外の部分で大谷選手がプレーに集中できなくなることだけは避けてほしいと願うばかりです。
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