松本人志が指摘したスポーツ選手のバラエティ番組出演に対する違和感

芸能
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よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑いコンビ『ダウンタウン』でボケを担当している松本人志という人が、スポーツ選手のバラエティ番組出演に対し注意喚起を行ったようです。

(選手が)番組に引っ張りだこになるでしょ。僕が言うのは本当におかしいけれど、バラエティ番組になんて出なくていい。選手たちは、競技をしているときがいちばん輝いている。私生活とかはあまり見たくない

引用:松本人志 五輪後のスポーツ報道に苦言「選手が引っ張りだこ」 – 女性自身

確かに松本人志さんの指摘には一理あると思います。
昨今のテレビ業界は話題先行で人選を行い、ニュース番組ですらアイドルが司会をするような時代となっているため、スポーツ選手やスポーツで活躍した人と、スポーツ選手に対して尊敬意識がない人との絡みが多く、見ていて不快な気持ちになることも多々あります。
しかし松本人志さんの発言は、スポーツ選手がバラエティ番組に出たくないことを前提にしているよう言い方で違和感を感じました。

スポーツ選手の中には、当然、有名になりたくてスポーツをしている人もいるでしょうし、有名人に逢いたくてスポーツをしている人だっているかもしれません。
ひょっとしたら、オリンピックでメダルを獲得した後に、テレビで引っ張りだこになることを夢見てスポーツをしている人すら存在している可能性があります。

そして競技によっては、スポーツ選手がテレビに出ることが明確にプラスになる場合もあるのです。

平昌オリンピックで銅メダルを獲得した女子カーリング選手は、みんな働きながら競技生活を続けていましたが、このようなメジャーとは言えないスポーツでは、ファンやスポンサー集めをしていかなければ、そもそもそのスポーツができる環境すらなくなってしまいかねません。
このようなスポーツの選手にとって、テレビに出て競技をアピールすることはとても重要な作業になります。
そしてこれはカーリングに限ることではありません。
例えば、日本のそり競技施設は今年いっぱいで全てなくなってしまい、日本における今後のそり競技発展が非常に危ぶまれています。
このようなメジャーとは言えない競技の選手は、オリンピックメダリストですらほとんど収入に恵まれず働きながら競技活動を行っています。

そもそも日本のスポーツ選手のほとんどは、他の仕事を持ち、そちらの仕事のほうが収入のメインになっているのです。
早い話、日本においてスポーツは稼げないということです。
ニュースなどで報じられる野球選手やサッカー選手などの高給取りなスポーツ選手のイメージが強いため、『スポーツ=稼げる』というイメージを抱くかもしれませんが、実態は全然違います。
もっとハッキリ言ってしまえば、スポーツをすることは収入的にマイナスです。
用具代や施設代の他、体に気遣った食生活やサプリなどにも気を使わなければならず、スポーツをすることは何かとお金がかかるのです。
このような他の仕事を持っている選手や、アルバイトを続けながらオリンピックを目指すような人にとっては、テレビに出て脚光を浴びるということは一種の夢とも言えます。
こういった実態を無視し、著名なタレントがスポーツ選手のテレビ出演を拒絶するよな発言は、できれば控えていただきたいと思います。

以上、かつてプロスポーツ選手を目指していた者からのちょっとした提言でした。

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コメント

  1. ブルーマイカ より:

    これ、相方の浜田雅功さんが「ジャンクSPORTS」というスポーツ系バラエティ番組の司会をしているのを茶化した話だったんですが、オンエアではオチの部分がカットされてしまったそうです・・・

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